宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (13:49)
今日、M3.7の中規模フレアが発生しました。
また、M2.4の中規模フレアが一昨日発生しています。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気嵐がやや発達しています。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
8/20 13:39 C8.6
12:39 C9.9
06:43 M3.7
05:08 C9.8
02:09 C5.1
01:26 C7.1
00:47 C4.4
8/19 22:56 C6.3
20:33 C5.7
18:33 M1.3
17:26 C4.2
14:07 C4.3
13:16 C5.5
10:35 C7.7
08:48 M1.4
07:34 C5.6
05:56 M1.3
02:32 C4.5
8/18 22:15 C5.0
19:37 C7.5
16:18 M1.2
13:09 M1.1
12:43 C8.3
10:54 M2.4
09:48 C4.3
09:07 C4.6
07:00 M1.4
06:10 M1.1
04:33 C7.1

黒点  8/20 (NOAA)
磁場 フレア
3784 14 βγδ M2
3785 10 β M1
3788 1 α ---
3789 10 β ---
3790 20 βγ M1
3792 1 β C4
3793 8 β C8
3794 16 β C6
3796 14 βγ M4
3797 8 β C6
3798 1 α ---

太陽風 (DSCOVR)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
13:45 346 -0.7
-2 h 347 -3.9
-4 h 362 -1.6
-6 h 374 -2.5
-8 h 366 -3.2
-10 h 392 -5.2
-12 h 387 -4.6

磁気圏 (京大)
時刻
JST
Dst
nT
 
nT
13:30 -44 -/ -
-2 h -19 -/ -
-4 h -39 -/ -
-6 h -38 -/ -
-8 h -26 -/ -
-10 h -14 -/ -
-12 h -6 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.2 2x10^1
8/20 0.2 2x10^2
8/19 0.3 1x10^2
8/18 0.3 3x10^2
8/17 0.3 3x10^2
8/16 0.3 3x10^2

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期
太陽写真 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線3日1日 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
AIA131動画 (SDO)
SUVI195 (GOES)
SUVI131 (GOES)
LASCO (SOHO)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (DSCOVR)
太陽風 7日 (DSCOVR)
ACE1日7日 (ACE)
太陽風予報 (NOAA)
衛星電子 (GOES)
衛星陽子 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
K指数 (NOAA)
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Canada (AuroraMAX)
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情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2024/ 8/15 09:59 X1.1の大規模フレアが発生しました。太陽風の乱れは地球に向かっています。
2024/ 8/16 13:36 太陽風は低速の状態です。太陽はフレアの規模が小さくなっています。
2024/ 8/17 13:20 太陽風は低速の状態が続いています。磁気圏は穏やかです。
2024/ 8/18 12:54 太陽風の乱れが到来し、磁気圏の活動が一時的に強まりました。
2024/ 8/19 12:25 太陽風磁場の強まりが続いています。太陽の東端でMフレアが発生しています。
最新のニュース

2024/ 8/20 13:49 更新
太陽風は低速になっています。ニュージーランドのオーロラをどうぞ。

担当 篠原

先週の話題ですが、8月12日に北海道などで
低緯度オーロラが観測されましたが、
南半球のオーロラの状況について、
ニュージーランド南島クィーンズタウンの米戸 実さんより
素晴らしい写真が届きましたので紹介します。

1枚目は、現地12日19時10分(世界時7時10分)の撮影で、
空はまだ薄明が少し残っていて、
写真の上の方には上弦の月が明るく写っています。
(月の左下にさそり座が見えています)

街から離れる前に撮影されたとのことで、
周囲がにぎやかな写真になっています。
太陽風磁場が北向きに切り替わったのを見て、
オーロラが静かになる前にと急いで撮影したとのことです。
磁気圏活動の強まりの前半の頃で、
AE指数は1500nT程度の変化が発生し、
Dst指数は-150nTくらいまで大きく下がった頃でした。

幸い、太陽風磁場は再び南向きになり、
2枚目を撮影した現地12日22時8分(世界時10時8分)の頃は、
AE指数は2000nTに達する激しい変化が起きていました。
米戸さんによると、写真では真っ赤ですが、
肉眼では白く見えるだけだそうです。
(写真の右上に南十字が横向きに見えています)

そして、3枚目は、現地13日0時26分(世界時12日12時26分)。
12mmの広角レンズなので、
写真の上の方は天頂付近が写っているそうです。
まだ月が沈んでいませんが、
それでもこれだけ明るくオーロラが写っています。
(写真の中心の緑色のオーロラのすぐ上に南十字が見えています)

写真は続きがありますが、
ニュースの設定の関係で、続きは明日に紹介します。
素晴らしい写真をどうもありがとうございます。
ものすごい見え方です。



太陽風は、速度は400km/秒から350km/秒へ下がり、
低速になっています。
磁場強度は、7nTと少し強まった状態が安定して続いています。

磁場の南北成分は、グラフの中盤から南寄りになり、
-5nT前後の南向きが半日ほど続いています。
このため、磁気圏の活動はある程度強まり、
AE指数は500nTくらいの中規模の変化が半日ほど続いています。

太陽風のグラフの最後で、
磁場の南北成分は0nT付近になっています。
この状態が続くと、磁気圏の活動は静かになるでしょう。


太陽は、今朝、20日6時半(世界時19日21時半)に、
南東(左下)の3796黒点群で、
M3.7の中規模フレアが発生しました。
SDO衛星AIA131の動画を掲載します。

3796群は、昨日の朝のM1.3、M1.4に続く活動です。
この後も注目して下さい。

また、このフレアとほとんど同じ頃に、
西の端の向こう側(右端)でも
ある程度規模の大きいフレアが発生した様で、
SDO衛星AIA131で、コロナが輝く様子が見えています。

このため、SOHO衛星LASCO C2、C3では、
太陽の右側にCME(コロナ質量放出)が飛び出しています。
左側にもCMEが見えていますが、
これがM3.7フレアによるものかは良く分かりません。



ニュージーランド南島クィーンズタウンで、現地12日19時10分(世界時7時10分)に撮影されたオーロラ。
(c) 米戸 実氏


ニュージーランド南島クィーンズタウンで、現地12日22時8分(世界時10時8分)に撮影されたオーロラ。
(c) 米戸 実氏


ニュージーランド南島クィーンズタウンで、現地13日0時26分(世界時12日12時26分)に撮影されたオーロラ。
(c) 米戸 実氏


3796黒点群で発生した、M3.7の中規模フレア。
(c) SDO衛星AIA131 (NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


太陽の西端の向こう側でフレアが発生した様です。
(c) SDO衛星AIA131 (NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


太陽の右側へ広がるCME。
(c) SOHO衛星LASCO C2、C3 (ESA & NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



ACEが観測した太陽風の磁場(黒線は全体の強度、赤線は南北成分)
磁場の向き、プラズマの密度、速度、温度
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



AE指数(速報値)
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学WDC




27日の太陽周期に合わせた図
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr

コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr



GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース




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