宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2024/ 8/18 12:54 更新 太陽風の乱れが到来し、磁気圏の活動が一時的に強まりました。 担当 篠原 14日のCME(コロナ質量放出)による太陽風の乱れは、 昨夜遅く、17日22時半(世界時17日13時半)に、 ACE衛星で観測されました。 CMEの発生から3日半ほどで変化がやって来ました。 太陽風の速度の高まりは比較的小さく、 320km/秒から、初めは430km/秒、その後470km/秒と、 低速の状態から平均的な速度に高まった程度です。 磁場強度は、7nTから18nTに強まり、 一時的に25nTに達する強まりも発生しましたが、 磁場の強まりはあまり続かず、 3時間ほどで10nTに下がっています。 磁場の南北成分は、南北に変化が見られ、 -15nTを超える強い南向きも発生しましたが、 長い時間は続いていません。 その後、磁場強度が下がると南北成分も小さくなり、 グラフの後半は、北寄りで推移する様になっています。 このため、磁気圏の活動は始めの頃に強まった程度で、 AE指数を見ると、 1000nTを超える大きい変化は3時間程度しか続かず、 以降は500nTと中規模の変化になり、 最後は小さい変化が見られる程度です。 現在の太陽風は、速度は430km/秒と平均的な状態で、 磁場強度は10〜15nTと強まりが続いていますが、 この後、次第に下がって行くでしょう。 太陽は、北西(右上)の3784黒点群で、M1.6、M2.4、 南西(右下)の3785群で、M1.1、 南東(左下)の3790群で、M1.1、M1.4と、 あちこちで中規模フレアが発生しています。 また、南東の端で、C6.6などの小規模フレアが 数回発生しています。 可視光写真で新しい黒点が現れていますが、 この後の活動はどうなるでしょうか。 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) ACEが観測した太陽風の磁場(黒線は全体の強度、赤線は南北成分) 磁場の向き、プラズマの密度、速度、温度 (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース AE指数(速報値) 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学WDC 27日の太陽周期に合わせた図 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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