宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (08:57)
今日、M4.2の中規模フレアが発生しました。
また、M1.6の中規模フレアが一昨日発生しています。
太陽風南向き磁場が大きくなっています。
磁気嵐がやや発達しています。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
8/14 08:28 M4.2
07:41 M1.3
06:32 C7.7
04:35 C5.7
03:06 C6.6
02:18 M1.1
01:30 C7.3
01:07 C6.0
8/13 21:51 C5.9
20:56 C5.3
19:11 C8.3
17:18 C6.5
17:00 C7.3
16:32 C6.6
16:11 C8.9
15:50 C5.5
10:37 C5.9
07:50 M1.2
06:48 C6.2
04:43 C5.2
8/12 22:05 C6.6
17:40 M1.0
16:23 C5.4
14:33 C4.8
14:01 C6.6
13:30 C4.9
10:54 C4.8
09:50 C6.0
08:41 M1.2
07:30 C4.7
04:50 M1.6
03:27 C5.3
01:49 C5.0

黒点  8/13 (NOAA)
磁場 フレア
3774 7 β C5
3777 14 βγ M2
3780 40 βγδ M1
3781 2 α ---
3782 12 β ---
3783 2 β ---
3784 25 βδ M1
3785 6 β ---
3786 12 βγ ---
3787 3 β ---
3788 12 β ---

太陽風 (DSCOVR)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
08:44 395 -5.5
-2 h 393 -3.2
-4 h 380 -1.1
-6 h 403 -3.5
-8 h 388 +4.6
-10 h 411 +9.2
-12 h 418 +11.7

磁気圏 (京大)
時刻
JST
Dst
nT
 
nT
08:30 -74 -/ -
-2 h -60 -/ -
-4 h -67 -/ -
-6 h -65 -/ -
-8 h -70 -/ -
-10 h -76 -/ -
-12 h -75 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.2 2x10^1
8/14 0.3 1x10^2
8/13 0.2 1x10^2
8/12 0.2 1x10^2
8/11 0.2 1x10^2
8/10 0.3 2x10^2

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期
太陽写真 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線3日1日 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
AIA131動画 (SDO)
SUVI195 (GOES)
SUVI131 (GOES)
LASCO (SOHO)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (DSCOVR)
太陽風 7日 (DSCOVR)
ACE1日7日 (ACE)
太陽風予報 (NOAA)
衛星電子 (GOES)
衛星陽子 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
K指数 (NOAA)
地上磁場 (NICT)
Canada (AuroraMAX)
昭和基地カメラ (NIPR)
TromsoLongyear...

情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2024/ 8/ 9 12:41 X1.3の大規模フレアが発生しました。太陽風はやや低速です。
2024/ 8/10 14:43 太陽風は平均的な状態で、磁気圏は穏やかです。
2024/ 8/11 08:20 太陽風の小規模の乱れが到来しました。磁気圏は概ね静穏です。
2024/ 8/12 09:29 太陽風の速度と磁場強度が高まっています。
2024/ 8/13 09:38 太陽風磁場が南向きに強まり、北海道や能登で低緯度オーロラが観測されています。
最新のニュース

2024/ 8/14 08:57 更新
太陽風磁場の強まりは終わり、磁気圏は穏やかになりました。

担当 篠原

昨日のニュースの後、太陽風磁場の南北成分は北向きに強まり、
磁気圏の活動は穏やかになりました。
AE指数は、グラフの中盤にかけて
変化のない状態が続いています。

Dst指数も、昨日の-203nTが最大の変化で、
その後は値が上がって、変化が小さくなっています。

太陽風の速度は、450km/秒から400km/秒に下がり、
現在は平均的な状態です。
20nTに強まっていた磁場強度は、
昨日の夕方くらいから下がり始め、
現在は6nTとこちらも平均的な状態です。

磁場の南北成分は、
昨日の夕方に、+15nTと北向きに強まりましたが、
その後下がって行き、
今日未明からは再び
-5nT程度の南向きの変化が続く様になっています。

このため、磁気圏の活動も再び強まって、
AE指数は1000nTに達する大きい変化が発生しています。
ただし、現在は太陽風の速度も磁場強度も下がっているので、
激しい乱れには発達しません。

太陽風の乱れは落ち着きましたが、
SDO衛星AIA193を見ると、
北半球の中緯度域にコロナホールが見えています。
27日前の前周期は太陽風への影響はなかったのですが、
今回はどうでしょうか。
3〜4日後の太陽風に注目してください。


太陽では、昨日の夕方くらいから、
中心部北側の3784黒点群でフレアが続く様になっています。
M1.0の中規模フレアを最大に、
C7.3、C8.3、C7.3、C7.7などの小規模フレアが
発生しています。

とニュースを書いているところで、
14日8時半(世界時13日23時半)に、
3784群でM4.2の中規模フレアが発生しました。
この後の活動に注目してください。



Dst指数(速報値)は、変化が小さくなっています。
(c) 京都大学WDC


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



ACEが観測した太陽風の磁場(黒線は全体の強度、赤線は南北成分)
磁場の向き、プラズマの密度、速度、温度
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



AE指数(速報値)
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学WDC



27日の太陽周期に合わせた図
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr

コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr



GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。