宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (12:41)
今日、X1.3の大規模フレアが発生しました。
また、M5.0の中規模フレアが昨日発生しています。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
8/ 9 11:56 C5.9
07:46 M1.2
04:04 X1.3
03:41 C6.1
02:18 C6.4
00:03 C6.1
8/ 8 22:38 M1.5
21:56 M1.0
21:07 M1.0
20:27 M1.6
17:25 C7.7
16:11 C7.4
15:31 C9.1
12:50 M1.3
11:39 C8.0
09:50 M2.1
09:15 C8.0
03:34 M5.0
00:00 C7.4
8/ 7 22:32 M4.5
19:36 C5.4
19:07 C4.1
13:52 M1.1
12:09 C5.7
11:50 C9.5
11:20 M1.8
10:58 C8.5
05:40 C4.8
03:17 C5.3
01:11 C5.8

黒点  8/ 9 (NOAA)
磁場 フレア
3772 13 βγ ---
3774 47 βγδ M5
3775 10 β ---
3777 45 βγδ X1
3780 10 βγδ M1
3781 5 βγδ M1
3782 12 βγ ---
3783 11 β ---

太陽風 (DSCOVR)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
12:36 374 +3.1
-2 h 376 -3.3
-4 h 361 +2.7
-6 h 356 -0.9
-8 h 357 +2.7
-10 h 372 +4.6
-12 h 378 +2.7

磁気圏 (京大)
時刻
JST
Dst
nT
 
nT
12:30 -11 -/ -
-2 h -2 -/ -
-4 h -8 -/ -
-6 h 0 -/ -
-8 h 5 -/ -
-10 h 3 -/ -
-12 h 4 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.2 3x10^1
8/ 9 0.3 1x10^2
8/ 8 0.3 1x10^2
8/ 7 0.5 2x10^2
8/ 6 3.6 1x10^2
8/ 5 0.3 1x10^2

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期
太陽写真 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線3日1日 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
AIA131動画 (SDO)
SUVI195 (GOES)
SUVI131 (GOES)
LASCO (SOHO)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (DSCOVR)
太陽風 7日 (DSCOVR)
ACE1日7日 (ACE)
太陽風予報 (NOAA)
衛星電子 (GOES)
衛星陽子 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
K指数 (NOAA)
地上磁場 (NICT)
Canada (AuroraMAX)
昭和基地カメラ (NIPR)
TromsoLongyear...

情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2024/ 8/ 4 12:04 太陽風磁場が南寄りになり、磁気圏の活動が少し強まっています。Mクラスのフレアが続いています。
2024/ 8/ 5 11:54 太陽風磁場が南向きに強まり、磁気圏の活動が激しくなりました。
2024/ 8/ 6 11:42 X1.7の大規模フレアが発生しました。7月の黒点相対数は 196.5 でした。
2024/ 8/ 7 13:40 太陽風は平均的な状態で、磁気圏は穏やかです。
2024/ 8/ 8 13:33 Mクラスのフレアが続く様になっています。太陽風はやや低速です。
最新のニュース

2024/ 8/ 9 12:41 更新
X1.3の大規模フレアが発生しました。太陽風はやや低速です。

担当 篠原

太陽では、南西(右下)の3774黒点群、3777群、
南東(左下)の3780群、北東(左上)の3781群や、
東端(左端)の領域でフレアが頻繁に発生しています。

昨日のニュース以降では、
3774群でC9.1、3781群でC7.4、3780群でC7.7、
3777群でM1.6、3781群でM1.0、東端でM1.5、
3780群でC6.4、東端でC6.5、C6.1、
などあちこちで小規模、中規模の活動が続き、
今朝、9日4時(世界時8日19時)には、
3777群でX1.3の大規模フレアが発生しました。

SDO衛星AIA131の動画を掲載します。
このフレアの後にも、
3780群でM1.2が発生しています。

SOHO衛星LASCO C2、C3の観測によると、
X1.3の大規模フレアに伴って、
CME(コロナ質量放出)が太陽の右下寄りに飛び出しています。
ガスの広がりの様子から、太陽風の乱れは地球に到来しそうです。
2日程度かかると考えると、
明後日、11日の午前中くらいでしょうか。
注目して下さい。

昨日に続いて、3774群、3777群と
3780群の可視光写真を掲載します。
この後もフレアの発生に注目して下さい。


太陽風は、速度は370km/秒前後とやや低速の状態が続いています。
磁場強度は、小幅ですが、5nTから7nTへ少し上がっています。

磁場の南北成分は、北寄りの傾向が続いています。
磁気圏は穏やかで、AE指数は目立った変化のない状態です。





3777黒点群で発生した、X1.3の大規模フレア。
(c) SDO衛星AIA131 (NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


CMEが太陽の右下寄りに広がっています。太陽風の乱れは地球に到来しそうです。
(c) SOHO衛星LASCO C2、C3 (ESA & NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


3774黒点群(右)と3777黒点群(左)の拡大写真。
(c) SDO衛星HMII (NASA)、作図 : 宇宙天気ニュース


3780黒点群の拡大写真。
(c) SDO衛星HMII (NASA)、作図 : 宇宙天気ニュース


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



ACEが観測した太陽風の磁場(黒線は全体の強度、赤線は南北成分)
磁場の向き、プラズマの密度、速度、温度
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



AE指数(速報値)
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学WDC




27日の太陽周期に合わせた図
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr

コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr




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このニュースについて、コメントなどがありましたら、
篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。