宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
Supported by NIT, Kagoshima College |
太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
| ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
2024/ 8/12 09:29 更新 太陽風の速度と磁場強度が高まっています。 担当 篠原 太陽風は、急な変化は到来しませんでしたが、 速度と磁場強度は高まっています。 速度は、昨日の昼頃から470km/秒とやや高速になり、 今朝早くから更に高まって、 現在は500km/秒と高速になっています。 磁場強度は、昨日の午後に20nTへ強まり、 その後も、15〜20nTと強まった状態で推移しています。 磁場の南北成分は、北向きに強まる傾向が続きました。 このため、磁気圏への影響は、 磁場の強まりの割りには限定的だった様です。 AE指数は、200〜400nTの小規模の変化が連続的に発生しています。 ただ、グラフの赤い帯がプラス側にずれていることや、 細かい変化がずっと続いているなど、 AE指数の見え方が普段と違う様子なので、 磁気圏では特徴的な変化が起きているのかもしれません。 太陽風のグラフの最後では、 1時間程度ですが、磁場の南北成分が -20nT近くまで 大きく南を向く変化が発生しています。 その後北向きに切り替わっているので、今回の影響は一時的ですが、 今後もこの様な南向きの強まりが到来すると、 磁気圏の活動は激しくなります。 磁場強度が強まっている間は注目してください。 太陽は、中心部南西側(右下)の3780黒点群でM1.6、M1.2、 南西の端近くの3777群でM1.6と 中規模フレアが発生していますが、 全体としては、フレアの発生は少なくなっていて、 太陽は落ち着いて来ています。 SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) ACEが観測した太陽風の磁場(黒線は全体の強度、赤線は南北成分) 磁場の向き、プラズマの密度、速度、温度 (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース AE指数(速報値) 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学WDC 27日の太陽周期に合わせた図 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
宇宙天気ニュースは、 鹿児島工業高等専門学校にWebサーバを設置しています。 |