宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (14:27)
今日、M9.9の中規模フレアが発生しました。
また、M4.2の中規模フレアが昨日発生しています。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
7/28 12:37 M1.5
10:43 M9.9
08:00 C3.8
03:26 M3.4
02:53 M2.7
7/27 19:18 M2.0
18:53 C5.3
17:18 C6.2
14:07 M3.1
11:22 M4.2
09:37 C4.9
06:11 C4.0
7/26 18:15 C5.1
17:30 C4.6
13:34 M1.7
11:46 C3.9
10:34 C7.4
00:28 M1.3

黒点  7/28 (NOAA)
磁場 フレア
3756 1 α ---
3757 1 α ---
3762 31 βγδ M3
3763 3 β ---
3764 3 α ---
3765 11 βγ M3
3766 11 β X1
3767 10 β M2
3768 6 β ---
3769 1 α ---

太陽風 (DSCOVR)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
14:15 382 +1.1
-2 h 402 -1.1
-4 h 408 +2.8
-6 h 417 +1.7
-8 h 421 +1.7
-10 h 411 +2.0
-12 h 401 +2.7

磁気圏 (京大)
時刻
JST
Dst
nT
 
nT
13:30 -14 -/ -
-2 h -16 -/ -
-4 h -20 -/ -
-6 h -23 -/ -
-8 h -22 -/ -
-10 h -20 -/ -
-12 h -23 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.2 9x10^1
7/28 0.2 5x10^2
7/27 0.2 2x10^2
7/26 0.2 1x10^2
7/25 1.3 1x10^2
7/24 20.6 1x10^2

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期
太陽写真 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線3日1日 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
AIA131動画 (SDO)
SUVI195 (GOES)
SUVI131 (GOES)
LASCO (SOHO)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (DSCOVR)
太陽風 7日 (DSCOVR)
ACE1日7日 (ACE)
太陽風予報 (NOAA)
衛星電子 (GOES)
衛星陽子 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
K指数 (NOAA)
地上磁場 (NICT)
Canada (AuroraMAX)
昭和基地カメラ (NIPR)
TromsoLongyear...

情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2024/ 7/23 12:51 CMEによる太陽風の乱れは明日到来する可能性があります。太陽風は低速です。
2024/ 7/24 12:37 CMEによる太陽風の乱れが到来しました。磁場は北向きで、磁気圏は穏やかです。
2024/ 7/25 13:48 太陽風は低速で、磁気圏は穏やかです。太陽の向こう側でCMEが発生しました。
2024/ 7/26 13:55 太陽風の速度が高まり、磁気圏の活動が強まっています。
2024/ 7/27 12:58 太陽風は平均的な速度に戻っています。磁気圏も穏やかです。
最新のニュース

2024/ 7/28 14:27 更新
Mクラスの中規模フレアの発生が続いています。CMEの発生も続いています。

担当 篠原

昨日のニュース以降、Mクラスフレアの発生が続いています。
中心部南東(左下)の3765、3766、3767黒点群で、
M2.0、M2.7、M7.8、M9.9と、
Xクラスに近い規模を含めて、中規模フレアが4回発生し、
南西(右下)の3762群では、
M3.1、M3.4、M1.5が発生しています。

M7.8とM9.9のフレアの様子を、
GOES衛星SUVI 131の動画で紹介します。
2つのフレアは連続する様に発生していて、
この動画では区別することができません。

引き続き、フレアの発生に注目して下さい。

一方、SOHO衛星LASCO C2、C3では、
CME(コロナ質量放出)が次々に発生しています。
掲載している動画を見ると、
初めに、27日14時(世界時27日5時)頃に左寄りにCMEが広がり、
続いて、27日15時(世界時27日6時)頃に右上に飛び出し、
さらに、27日15時半(世界時27日6時半)頃に右側を囲む様に広がっています。

最初のCMEは、太陽の向こう側の活動ではないかと思います。
続く右上の噴出は、太陽の北西側(右上)で発生した
フィラメント噴出が関係している可能性があります。
そして、3番目のCMEは、3762群で発生した
M3.1のフレアが関係している様です。
GOES衛星SUVI 131の動画では、
コロナのガスが飛び出す様子が見えています。

NOAA/SWPCの太陽風予報によると、
3番目のCMEによる太陽風の乱れは、
明後日、30日15時(世界時30日6時)頃に
地球に到来する可能性があるそうです。
注目して下さい。


太陽風は、速度が450km/秒から380km/秒へ下がり、
やや低速になっています。
磁場強度は、5nTと平均的な状態です。

磁場の南北成分は、
グラフの初めに南向きの強まりが起きましたが、
その後は弱い北寄りになっています。

このため、AE指数は、
前半に500〜1000nTの中規模の活動が続き、
その後は変化のない、穏やかな状態になっています。




3766黒点群で発生した、M7.8、M9.9の中規模フレア。
(c) GOES衛星SUVI 131 (NOAA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


CMEが連続するように発生しています。
(c) SOHO衛星LASCO C2、C3 (ESA & NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


3762黒点群で発生した、M3.1の中規模フレア。
(c) GOES衛星SUVI 131 (NOAA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


太陽風の乱れは30日15時(世界時30日6時)頃に到来する可能性があります。
(c) NOAA/SWPC、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



ACEが観測した太陽風の磁場(黒線は全体の強度、赤線は南北成分)
磁場の向き、プラズマの密度、速度、温度
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



AE指数(速報値)
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学WDC




27日の太陽周期に合わせた図
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr

コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。