宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (13:48)
今日、M3.0の中規模フレアが発生しました。
また、M3.6の中規模フレアが昨日発生しています。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
7/25 10:56 C9.1
10:22 C5.1
09:26 C8.4
08:24 C2.8
06:37 C2.8
03:02 C6.8
02:12 M3.0
7/24 19:47 C3.0
16:30 M3.6
08:28 C5.0
07:27 C4.8
7/23 22:50 M2.4
18:07 C8.5
12:33 C4.5
03:46 C4.3
02:23 C4.5
00:42 C7.8
00:22 C9.0

黒点  7/25 (NOAA)
磁場 フレア
3751 6 βγ M4
3755 1 α ---
3756 1 α ---
3757 1 α ---
3761 10 βγ C9
3762 29 βγδ C9
3763 2 β ---
3764 3 α ---
3765 1 α ---
3766 6 β ---

太陽風 (DSCOVR)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
13:36 315 +4.3
-2 h 321 -1.1
-4 h 307 +2.0
-6 h 296 +2.4
-8 h 300 +2.4
-10 h 308 +2.0
-12 h 347 +6.3

磁気圏 (京大)
時刻
JST
Dst
nT
 
nT
13:30 9 -/ -
-2 h 7 -/ -
-4 h 7 -/ -
-6 h 7 -/ -
-8 h 13 -/ -
-10 h 17 -/ -
-12 h 20 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.4 2x10^1
7/25 1.3 1x10^2
7/24 20.6 1x10^2
7/23 24.8 2x10^2
7/22 0.5 1x10^2
7/21 0.3 1x10^2

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期
太陽写真 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線3日1日 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
AIA131動画 (SDO)
SUVI195 (GOES)
SUVI131 (GOES)
LASCO (SOHO)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (DSCOVR)
太陽風 7日 (DSCOVR)
ACE1日7日 (ACE)
太陽風予報 (NOAA)
衛星電子 (GOES)
衛星陽子 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
K指数 (NOAA)
地上磁場 (NICT)
Canada (AuroraMAX)
昭和基地カメラ (NIPR)
TromsoLongyear...

情報ページ
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Space Weather Prediction Center
これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2024/ 7/20 15:01 太陽風は低速で、磁気圏も穏やかです。フィラメント噴出が発生しています。
2024/ 7/21 13:24 太陽風の速度はより低速になっています。磁気圏は穏やかです。
2024/ 7/22 14:30 フィラメント噴出によりハロー型のCMEが発生しました。
2024/ 7/23 12:51 CMEによる太陽風の乱れは明日到来する可能性があります。太陽風は低速です。
2024/ 7/24 12:37 CMEによる太陽風の乱れが到来しました。磁場は北向きで、磁気圏は穏やかです。
最新のニュース

2024/ 7/25 13:48 更新
太陽風は低速で、磁気圏は穏やかです。太陽の向こう側でCMEが発生しました。

担当 篠原

太陽風の速度は、300〜350km/秒と
低速の状態で推移しています。
15nTに強まっていた磁場強度は、昨夜には10nTを割り、
現在は5〜8nTと平均的な状態に戻っています。

磁場の南北成分は、0nT付近か北向きの傾向が続いています。
このため磁気圏は穏やかで、
AE指数は特に変化のない状態です。

SDO衛星AIA193では、コロナホールは特に見えていません。
太陽風は穏やかな状態が続きそうです。


太陽は、西の端(右端)に近付いた3751黒点群で、
M3.6、M2.9と中規模フレアが発生しています。

M2.9(X線のグラフではM3.0となっています)の直後に
C6.8の小規模フレアが発生していますが、
これは、西の端の向こう側に進んだ3759群で発生しています。

太陽の中心部南側の3762群では、
C4.9、C8.4、C5.1、C9.1など、
小規模フレアが度々発生しています。
再びMクラスを起こすような活動になるでしょうか。

今朝、25日9時(世界時25日0時)頃に、
太陽の向こう側である程度の規模の活動が発生した様で、
太陽を丸く囲むように広がるハロー型のCME(コロナ質量放出)が、
SOHO衛星LASCO C2、C3、
STEREO Ahead衛星COR2で観測されました。

SOHO衛星の画像では、CMEはやや左寄りに広がっていますが、
STEREO Ahead衛星ではきれいに丸く見えています。
STEREO Ahead衛星は地球よりも右側から太陽を観測しているので、
CMEが発生したのは、太陽の向こう側の少し左側の様です。

23日のニュースでも、
太陽の向こう側で発生したCMEを紹介しましたが、
同じ領域で発生したのかもしれません。
噴出の規模は、今回は小さくなっています。



太陽の向こう側で再び発生したハロー型のCME。
(c) SOHO衛星LASCO C2、C3 (ESA & NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


STEREO Ahead衛星は地球から20度ほど離れた位置にいます。
(c) STEREO Ahead衛星COR2 (NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



ACEが観測した太陽風の磁場(黒線は全体の強度、赤線は南北成分)
磁場の向き、プラズマの密度、速度、温度
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



AE指数(速報値)
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学WDC




27日の太陽周期に合わせた図
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr

コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr



GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー陽子の変化
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。