宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (12:51)
今日、C9.0の小規模フレアが発生しました。
また、M3.9の中規模フレアが昨日発生しています。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
太陽放射線が強くなっています。放射線帯電子は静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
7/23 12:33 C3.9
03:46 C4.3
02:23 C4.5
00:42 C7.8
00:22 C9.0
7/22 21:49 M1.5
21:15 C5.9
18:48 C7.8
18:30 M1.4
18:03 C4.6
15:52 C6.2
14:15 C5.3
13:15 M1.9
12:49 M3.9
12:30 M1.4
11:45 C5.0
11:01 C8.3
10:16 C6.6
08:22 M3.2
06:47 C5.4
06:06 C3.8
05:06 C4.7
01:19 M1.0
00:36 C3.3
7/21 23:23 C3.4
22:27 C4.5
21:30 C5.8
21:03 C5.4
20:03 C5.8
19:11 C4.1
18:23 C4.0
17:48 C5.3
17:29 M1.5
16:37 C6.0
14:41 C4.3
12:41 M1.4
11:35 C5.8
10:52 C7.4
09:35 C6.6
08:07 C6.0
07:29 C6.9
06:27 C5.7
03:23 M1.5
01:16 C4.2

黒点  7/23 (NOAA)
磁場 フレア
3751 21 βγδ M2
3755 4 β ---
3756 1 α ---
3757 5 β M1
3759 8 β ---
3760 2 α ---
3761 16 βγ C5
3762 14 βγδ M4
3763 1 α ---
3764 1 α ---

太陽風 (DSCOVR)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
12:45 296 +2.0
-2 h 305 +4.2
-4 h 291 +4.5
-6 h 292 -4.5
-8 h 303 -5.4
-10 h 298 -5.5
-12 h 287 -5.2

磁気圏 (京大)
時刻
JST
Dst
nT
 
nT
12:30 -8 -/ -
-2 h -10 -/ -
-4 h -22 -/ -
-6 h -21 -/ -
-8 h -18 -/ -
-10 h -17 -/ -
-12 h -19 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 19 2x10^1
7/23 13 1x10^2
7/22 0 1x10^2
7/21 0 1x10^2
7/20 0 1x10^2
7/19 0 1x10^2

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期
太陽写真 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線3日1日 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
AIA131動画 (SDO)
SUVI195 (GOES)
SUVI131 (GOES)
LASCO (SOHO)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (DSCOVR)
太陽風 7日 (DSCOVR)
ACE1日7日 (ACE)
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衛星電子 (GOES)
衛星陽子 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
K指数 (NOAA)
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TromsoLongyear...

情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2024/ 7/18 12:25 太陽風は低速の状態が続いています。M5.0の中規模フレアが発生しました。
2024/ 7/19 11:57 太陽風はより低速になっています。太陽のフレアはやや穏やかになっています。
2024/ 7/20 15:01 太陽風は低速で、磁気圏も穏やかです。フィラメント噴出が発生しています。
2024/ 7/21 13:24 太陽風の速度はより低速になっています。磁気圏は穏やかです。
2024/ 7/22 14:30 フィラメント噴出によりハロー型のCMEが発生しました。
最新のニュース

2024/ 7/23 12:51 更新
CMEによる太陽風の乱れは明日到来する可能性があります。太陽風は低速です。

担当 篠原

昨日紹介した、太陽の中心付近で発生した
フィラメント噴出による太陽風の乱れは、
明日の朝、24日9時(世界時24日0時)頃に
地球に到来する可能性があるとのことです。
NOAA/SWPCによる太陽風予報の動画を掲載します。

この場合、発生から2日半での到来となり、
太陽風の速度もある程度高まりそうです。

乱れがやって来て磁場が南向きに強まると、
磁気圏の活動も強まります。
どの様な変化がやって来るでしょうか。
注目して下さい。

太陽では、22日18時半(世界時22日9時半)と
22日22時(世界時22日13時)に、
北西の端(右上)の向こう側に進んだ3744黒点群で、
M1.4、M1.5の中規模フレアが発生しました。

太陽のこちら側では、南東側(左下)の3762群で、
C4.9、C5.9、C9.0、C4.3などの小規模フレアが発生しています。
X線グラフを見ると、変化は少なくなっていますが、
この後はどの様に推移するでしょうか。

そして、今朝、23日9時(世界時23日0時)に、
太陽を丸く囲むように広がる
ハロー型のCME(コロナ質量放出)が発生しました。
SOHO衛星LASCO C2、C3と、
STEREO Ahead衛星COR2の動画を掲載します。

この時間帯に、
太陽のこちら側では活動は特に発生していないので、
太陽の向こう側の現象の様です。

現在のSTEREO Ahead衛星は、
地球よりも20度ほど右側から太陽を観測しています。
SOHO衛星の画像と比べると
CMEがより右側に偏っていることからも、
太陽の向こう側の現象だと言えそうです。

きれいに丸く広がっていることから、
太陽の中心付近である程度大きいフレアが発生したと思われます。
発生が2週間ずれていれば、太陽のこちら側で発生して、
CMEの乱れは地球直撃コースでやって来たでしょう。


太陽風は、300km/秒と低速の状態が続いています。
磁場強度は、5nT前後と平均的な状態です。

磁場の南北成分の -5nT程度の南向きの変化は、
今朝、23日7時(世界時22日22時)頃まで続きました。
その後は北向きに切り替わっています。

速度が下がっていたので、
磁気圏活動はあまり強まりませんでしたが、
AE指数は500nT前後の中規模の変化が連続的に発生しています。

現在は磁場が北向きになっているので、
AE指数の最後は変化がなくなっています。

SDO衛星AIA193では、コロナホールは特に見えていません。
この後は、CMEによる太陽風の変化に注目して下さい。


ハロー型のCMEに関係して、
太陽放射線と言われる高速の陽子が増加しています。
SOHO衛星の画像でも、白い筋が目立つ様になっています。




太陽風の乱れは24日9時(世界時24日0時)頃に到来する可能性があります。
(c) NOAA/SWPC、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


太陽の向こう側で発生したハロー型のCME。
(c) SOHO衛星LASCO C2、C3 (ESA & NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


STEREO Ahead衛星は地球から20度ほど離れた位置にいます。
(c) STEREO Ahead衛星COR2 (NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



ACEが観測した太陽風の磁場(黒線は全体の強度、赤線は南北成分)
磁場の向き、プラズマの密度、速度、温度
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



AE指数(速報値)
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学WDC




27日の太陽周期に合わせた図
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr

コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr



GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー陽子の変化
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。