宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (12:37)
今日、C5.0の小規模フレアが発生しました。
また、M3.9の中規模フレアが一昨日発生しています。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
太陽放射線が強くなっています。放射線帯電子は静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
7/24 08:28 C5.0
07:27 C4.8
7/23 22:50 M2.4
18:07 C8.5
12:33 C4.5
03:46 C4.3
02:23 C4.5
00:42 C7.8
00:22 C9.0
7/22 21:49 M1.5
21:15 C5.9
18:48 C7.8
18:30 M1.4
18:03 C4.6
15:52 C6.2
14:15 C5.3
13:15 M1.9
12:49 M3.9
12:30 M1.4
11:45 C5.0
11:01 C8.3
10:16 C6.6
08:22 M3.2
06:47 C5.4
06:06 C3.8
05:06 C4.7
01:19 M1.0
00:36 C3.3

黒点  7/24 (NOAA)
磁場 フレア
3751 8 βγδ C6
3755 3 β ---
3756 1 α ---
3757 2 α M1
3759 1 β ---
3761 23 βγ C9
3762 25 βγδ M4
3763 2 β ---
3764 1 α ---
3765 1 α ---

太陽風 (DSCOVR)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
12:26 330 +5.9
-2 h 321 +8.5
-4 h 316 +9.9
-6 h 320 +7.5
-8 h 257 +2.0
-10 h 265 +2.5
-12 h 265 +4.5

磁気圏 (京大)
時刻
JST
Dst
nT
 
nT
11:30 29 -/ -
-2 h 31 -/ -
-4 h 26 -/ -
-6 h 16 -/ -
-8 h 2 -/ -
-10 h -4 -/ -
-12 h -3 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 4.1 3x10^1
7/24 20.6 1x10^2
7/23 24.8 2x10^2
7/22 0.5 1x10^2
7/21 0.3 1x10^2
7/20 0.3 1x10^2

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期
太陽写真 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線3日1日 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
AIA131動画 (SDO)
SUVI195 (GOES)
SUVI131 (GOES)
LASCO (SOHO)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (DSCOVR)
太陽風 7日 (DSCOVR)
ACE1日7日 (ACE)
太陽風予報 (NOAA)
衛星電子 (GOES)
衛星陽子 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
K指数 (NOAA)
地上磁場 (NICT)
Canada (AuroraMAX)
昭和基地カメラ (NIPR)
TromsoLongyear...

情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2024/ 7/19 11:57 太陽風はより低速になっています。太陽のフレアはやや穏やかになっています。
2024/ 7/20 15:01 太陽風は低速で、磁気圏も穏やかです。フィラメント噴出が発生しています。
2024/ 7/21 13:24 太陽風の速度はより低速になっています。磁気圏は穏やかです。
2024/ 7/22 14:30 フィラメント噴出によりハロー型のCMEが発生しました。
2024/ 7/23 12:51 CMEによる太陽風の乱れは明日到来する可能性があります。太陽風は低速です。
最新のニュース

2024/ 7/24 12:37 更新
CMEによる太陽風の乱れが到来しました。磁場は北向きで、磁気圏は穏やかです。

担当 篠原

注目していたCMEによる太陽風の乱れは、
今朝早く、24日4時50分(世界時23日19時50分)頃に
ACE衛星で観測されました。

速度の変化は小さく、
その前に250km/秒とかなり低速になっていたのですが、
そこから320km/秒へ高まった程度です。
磁場強度は、5nTと平均的な状態から、
15〜18nTへ強まりました。

磁場の南北成分は、北向きに強まっていて、
+5〜 +10nT程度で推移しています。
このため、磁気圏への影響は小さく、
AE指数は変化のない状態が続いています。

静止軌道のGOES衛星による磁場の北向き成分の観測では、
24日5時20分(世界時23日20時20分)頃に
磁場の急な強まりが発生しています。
太陽風の強まりが地球に達して、
磁気圏を圧縮したことによる変化です。

太陽風磁場の強まりは続いているので、
この状態で南北成分が南向きに切り替わると、
磁気圏の活動がある程度強まる可能性があります。
ただし、速度が低速なので、
変化の規模は限定的になるでしょう。

この後の太陽風の変化に注目してください。


太陽は、昨夜遅く、23日23時(世界時23日14時)に、
東端(左端)の3765黒点群で、
M2.4の中規模フレアが発生しています。
SDO衛星AIA131の動画を掲載します。

このフレアに伴って、
CME(コロナ質量放出)が太陽の左側へ飛び出しています。
SOHO衛星の画像が整っていないため、
LASCO C2による部分的な動画を掲載します。

横向きの噴出なので、地球への影響はなさそうです。


昨日増加が始まっていた高エネルギーの陽子は、
昨日の午後にピークに達し、現在は減少しています。



静止軌道のGOES衛星で磁場の急な強まりが観測されました。
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース


東端の3765黒点群で発生したM2.4の中規模フレア。
(c) SDO衛星AIA131 (NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


太陽の左側へ広がるCME。
(c) SOHO衛星LASCO C2 (ESA & NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



ACEが観測した太陽風の磁場(黒線は全体の強度、赤線は南北成分)
磁場の向き、プラズマの密度、速度、温度
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



AE指数(速報値)
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学WDC




27日の太陽周期に合わせた図
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr

コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr



GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー陽子の変化
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。