宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (14:20)
今日、C5.6の小規模フレアが発生しました。
太陽風の速度がやや高くなっています。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
6/30 13:09 C2.3
07:40 C2.5
00:11 C5.6
6/29 22:07 C2.3
14:46 C2.4
6/28 23:30 C3.2
10:56 C3.9
08:43 C6.6
06:37 C4.0
04:47 C2.4

黒点  6/30 (NOAA)
磁場 フレア
3719 4 β C2
3720 3 β ---
3721 3 α ---
3722 1 α ---
3723 4 β C3
3724 1 α ---
3727 6 β C4
3728 7 β C4
3729 10 β ---
3730 4 β C7
3731 1 α ---
3732 2 α ---
3733 5 β ---
3734 3 β C6
3735 1 α ---

太陽風 (DSCOVR)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
14:14 473 +2.7
-2 h 463 +4.6
-4 h 454 -0.0
-6 h 418 +6.9
-8 h 408 -5.4
-10 h 413 +3.8
-12 h 431 -5.5

磁気圏 (京大)
時刻
JST
Dst
nT
 
nT
13:30 -27 -/ -
-2 h -20 -/ -
-4 h -17 -/ -
-6 h -33 -/ -
-8 h -23 -/ -
-10 h -38 -/ -
-12 h -34 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.2 3x10^1
6/30 0.3 1x10^2
6/29 0.3 1x10^2
6/28 0.3 1x10^2
6/27 0.3 1x10^2
6/26 0.3 1x10^2

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期
太陽写真 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線3日1日 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
AIA131動画 (SDO)
SUVI195 (GOES)
SUVI131 (GOES)
LASCO (SOHO)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (DSCOVR)
太陽風 7日 (DSCOVR)
ACE1日7日 (ACE)
太陽風予報 (NOAA)
衛星電子 (GOES)
衛星陽子 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
K指数 (NOAA)
地上磁場 (NICT)
Canada (AuroraMAX)
昭和基地カメラ (NIPR)
TromsoLongyear...

情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2024/ 6/25 11:55 太陽風は低速で、磁気圏は穏やかです。
2024/ 6/26 15:39 太陽風は低速で、磁気圏は穏やかです。
2024/ 6/27 11:45 太陽風は低速です。太陽は穏やかになっています。
2024/ 6/28 12:18 太陽風磁場が南向きに強まり、磁気圏の活動も強まっています。
2024/ 6/29 12:15 太陽風の乱れが到来して、磁場が強まりました。
最新のニュース

2024/ 6/30 14:20 更新
太陽風は平均的な速度です。フィラメント噴出が発生しています。

担当 篠原

昨日のニュースで紹介した、
一昨日、28日夜に発生した磁気圏の乱れにより、
北海道のなよろ市立天文台きたすばるで、
低緯度オーロラが観測されたそうです。
Xに、写真動画が掲載されています。

国立極地研究所の片岡さんから、
北海道各地の観測報告がまとめられています。

Dst指数(速報値)では、-105nTの変化が発生しています。
磁気嵐としては中規模の変化で、特に大きい乱れではありません。
素晴らしい観測記録だと思います。
(5月11日の磁気嵐では、Dst指数は-412nTの変化が発生しています)


太陽風は、速度は450km/秒と平均的な状態が続き、
磁場強度は9nTと少し強まっています。

磁場の南北成分は、
南北に次々に切り替わる様な変化になっています。
AE指数も、500nT前後の中規模の変化が
時間をおいて繰り返し発生しています。


太陽では、昨夜、29日22時(世界時29日13時)に、
南西側(右下)でフィラメント噴出が発生しました。
SDO衛星AIA304の動画を掲載します。

薄暗いコロナのガスが右下に飛び出していて、
SOHO衛星LASCO C2、C3では、
CME(コロナ質量放出)が観測されています。

横向きに近い噴出になっている様で、
地球への影響は、到来しても弱くなりそうです。

フレアは、東端(左端)の3734黒点群で、
C5.6、C5.9の小規模フレアが連続で発生した程度です。
全体としては穏やかな状態です。



Dst指数(速報値)によると、28日夜に -105nTの変化が発生しています(変化はマイナス方向に強まります)。
(c) 京都大学WDC


太陽の南西側で発生したフィラメント噴出。
(c) SDO衛星AIA304、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


太陽の右下に広がるCME。
(c) SOHO衛星LASCO C2、C3 (ESA & NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



ACEが観測した太陽風の磁場(黒線は全体の強度、赤線は南北成分)
磁場の向き、プラズマの密度、速度、温度
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



AE指数(速報値)
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学WDC




27日の太陽周期に合わせた図
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr

コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr



GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。