宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2024/ 6/30 14:20 更新 太陽風は平均的な速度です。フィラメント噴出が発生しています。 担当 篠原 昨日のニュースで紹介した、 一昨日、28日夜に発生した磁気圏の乱れにより、 北海道のなよろ市立天文台きたすばるで、 低緯度オーロラが観測されたそうです。 Xに、写真と動画が掲載されています。 国立極地研究所の片岡さんから、 北海道各地の観測報告がまとめられています。 Dst指数(速報値)では、-105nTの変化が発生しています。 磁気嵐としては中規模の変化で、特に大きい乱れではありません。 素晴らしい観測記録だと思います。 (5月11日の磁気嵐では、Dst指数は-412nTの変化が発生しています) 太陽風は、速度は450km/秒と平均的な状態が続き、 磁場強度は9nTと少し強まっています。 磁場の南北成分は、 南北に次々に切り替わる様な変化になっています。 AE指数も、500nT前後の中規模の変化が 時間をおいて繰り返し発生しています。 太陽では、昨夜、29日22時(世界時29日13時)に、 南西側(右下)でフィラメント噴出が発生しました。 SDO衛星AIA304の動画を掲載します。 薄暗いコロナのガスが右下に飛び出していて、 SOHO衛星LASCO C2、C3では、 CME(コロナ質量放出)が観測されています。 横向きに近い噴出になっている様で、 地球への影響は、到来しても弱くなりそうです。 フレアは、東端(左端)の3734黒点群で、 C5.6、C5.9の小規模フレアが連続で発生した程度です。 全体としては穏やかな状態です。 (c) 京都大学WDC 太陽の南西側で発生したフィラメント噴出。 (c) SDO衛星AIA304、(動画加工 : 宇宙天気ニュース) 太陽の右下に広がるCME。 (c) SOHO衛星LASCO C2、C3 (ESA & NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース) SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) ACEが観測した太陽風の磁場(黒線は全体の強度、赤線は南北成分) 磁場の向き、プラズマの密度、速度、温度 (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース AE指数(速報値) 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学WDC 27日の太陽周期に合わせた図 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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