宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (12:15)
昨日、C6.6の小規模フレアが発生しています。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気嵐がやや発達しています。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
6/29 --- ---
6/28 23:30 C3.2
10:56 C3.9
08:43 C6.6
06:37 C4.0
04:47 C2.4
6/27 23:33 C3.1
13:18 C4.9
12:24 C2.5
11:26 C2.9
10:13 C3.1

黒点  6/29 (NOAA)
磁場 フレア
3719 3 β C2
3720 5 β ---
3721 3 α ---
3722 1 α ---
3723 6 β C3
3724 1 α ---
3727 2 α C4
3728 5 β C4
3729 8 β C5
3730 5 β C7
3731 1 α ---
3732 2 α ---

太陽風 (DSCOVR)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
12:06 445 +9.0
-2 h 451 +8.8
-4 h 460 +2.0
-6 h 472 +9.0
-8 h 480 +2.2
-10 h 465 -1.0
-12 h 457 +9.1

磁気圏 (京大)
時刻
JST
Dst
nT
 
nT
11:30 -57 -/ -
-2 h -65 -/ -
-4 h -73 -/ -
-6 h -71 -/ -
-8 h -59 -/ -
-10 h -52 -/ -
-12 h -70 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.2 2x10^1
6/29 0.3 1x10^2
6/28 0.3 1x10^2
6/27 0.3 1x10^2
6/26 0.3 1x10^2
6/25 0.4 2x10^2

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期
太陽写真 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線3日1日 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
AIA131動画 (SDO)
SUVI195 (GOES)
SUVI131 (GOES)
LASCO (SOHO)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (DSCOVR)
太陽風 7日 (DSCOVR)
ACE1日7日 (ACE)
衛星電子 (GOES)
衛星陽子 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
K指数 (NOAA)
地上磁場 (NICT)
Canada (AuroraMAX)
昭和基地カメラ (NIPR)
TromsoLongyear...

情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2024/ 6/24 13:31 太陽の南東に3723黒点群が現れ、M9.3の中規模フレアが起きました。
2024/ 6/25 11:55 太陽風は低速で、磁気圏は穏やかです。
2024/ 6/26 15:39 太陽風は低速で、磁気圏は穏やかです。
2024/ 6/27 11:45 太陽風は低速です。太陽は穏やかになっています。
2024/ 6/28 12:18 太陽風磁場が南向きに強まり、磁気圏の活動も強まっています。
最新のニュース

2024/ 6/29 12:15 更新
太陽風の乱れが到来して、磁場が強まりました。

担当 篠原

昨夕、28日18時(世界時28日9時)頃から、
太陽風の乱れがACE衛星で観測されています。
速度は、300km/秒と低速の状態から
440km/秒と平均的な状態に高まった程度ですが、
磁場強度は、10nTから初めに20nTへ、
続いて、30nTへ達する強まりが到来しています。

26日のニュースでお知らせした、
25日のCME(コロナ質量放出)による乱れが
到来した可能性があります。

太陽風磁場の南北成分は、
昨日のニュース以降も-8nT程度の南向きが続き、
AE指数は800nT前後の中規模の変化が続いていました。
ここに磁場の強まりが到来して南向きが更に強まり、
-20nTに達する変化も観測されています。
このため、AE指数は1700nTに達する大きい変化も発生しました。

しかし、磁場の南北成分は次第に北寄りに傾向が変わり、
磁場強度は11nTと強まった状態が続いていますが、
磁気圏への影響は小さくなって、
AE指数の変化も小規模になっています。


太陽は、可視光写真を見ると、
南半球だけで黒点が10群に達しています。
しかし、活動としては低調で、
C2の小規模フレアが3回発生した程度です。

一方、北東の端(左上)に黒点が新しく現れていて、
ここでもC1〜3の小規模フレアが発生しています。
この後、活動の規模がどうなるか注目して下さい。



SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



AE指数(速報値)
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学WDC




27日の太陽周期に合わせた図
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr

コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr



GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。