宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2023/ 2/25 13:07 更新 M3.7の中規模フレアが発生しました。CMEの乱れは地球にも向かっている様です。 担当 篠原 今朝早く、25日5時(世界時24日20時)に、 太陽の北西側(右上)の3229黒点群で M3.7の中規模フレアが発生しました。 SDO衛星AIA131の動画を掲載します。 3229群は、北東の端(左上)に現れたばかりの 世界時17日にX2.2の大規模フレアを起こした領域です(記事)。 その後は、21日にかけて Cクラスの小規模フレアを起こした程度で、 この3日ほどは穏やかだったのですが、 いきなりの大きな変化になりました。 GOES衛星SUVI 304を見ると、 フィラメント噴出も発生していて、 太陽の右上に向かって コロナのガスが大きく飛び出しています。 SOHO衛星LASCO C2、C3では、 太陽の右上を中心に飛び出すCME(コロナ質量放出)が 観測されています。 太陽の左下にも淡くガスが広がっている様に見えるので、 CMEによる太陽風の乱れは 地球の方向へも向かっているのではないでしょうか。 到来は、27日の午後か28日くらいでしょうか。 注目して下さい。 太陽風は、昨日のニュース以降は次第に速度が下がり、 今朝くらいで500km/秒台を割り、 現在は420km/秒と平均的な速度に戻っています。 磁場強度も同様に低下して、現在は3nTとやや弱い状態です。 磁場の南北成分は、 グラフの中盤まで北寄りに強まった状態が続き、 その後は0nT付近です。 磁気圏は穏やかで、AE指数はほとんど変化がありません。 27日周期の図を見ると、 速度の高まりは2日程度で終わっています。 SDO衛星AIA193では、 中心のコロナホールが西側に進んでいます。 明後日くらいからこの領域の影響が始まりそうですが、 今日のCMEによる乱れと重なりそうです。 どの様な変化になるでしょうか。 (c) SDO衛星AIA131 (NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース) フィラメント噴出の様子。 (c) GOES衛星SUVI 304 (NOAA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース) 太陽の右上を中心に飛び出すCME。 (c) SOHO衛星LASCO C2、C3 (ESA & NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース) SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース DSCOVRが観測した太陽風の磁場(黒線は全体の強度、赤線は南北成分) 磁場の向き、プラズマの密度、速度、温度 (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース AE指数(速報値) 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学WDC 27日の太陽周期に合わせた図 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
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