宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (10:09)
今日、X2.2の大規模フレアが発生しました。
また、M1.1の中規模フレアが一昨日発生しています。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
2/18 02:32 X2.2
2/17 18:33 C2.2
10:31 C3.8
05:31 C9.1
03:38 C2.9
2/16 19:18 C9.0
17:07 C3.9
15:37 C3.4
14:05 C2.6
09:20 M1.1
06:08 M1.0
04:49 C3.4
04:27 C2.5
00:27 C3.7

黒点  2/18 (NOAA)
磁場 フレア
3216 1 α C9
3217 3 β C2
3220 1 α C3
3225 3 β ---
3226 12 β C3
3229 6 β X2

太陽風 (DSCOVR)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
10:04 442 -0.2
-2 h 475 +2.2
-4 h 484 +2.8
-6 h 487 +0.7
-8 h 483 +0.4
-10 h 483 +1.0
-12 h 490 -0.6

磁気圏 (京大)
時刻
JST
Dst
nT
 
nT
09:30 -7 -/ -
-2 h -8 -/ -
-4 h -12 -/ -
-6 h -16 -/ -
-8 h -17 -/ -
-10 h -21 -/ -
-12 h -26 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.3 1x10^2
2/18 0.4 2x10^2
2/17 0.6 2x10^2
2/16 0.4 1x10^2
2/15 0.4 4x10^3
2/14 0.6 5x10^3

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期
太陽写真 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線3日1日 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
AIA131動画 (SDO)
SUVI195 (GOES)
SUVI131 (GOES)
LASCO (SOHO)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (DSCOVR)
太陽風 7日 (DSCOVR)
ACE1日7日 (ACE)
衛星電子 (GOES)
衛星陽子 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
K指数 (NOAA)
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2023/ 2/13 12:39 太陽風は平均的な速度に下がっています。磁気圏は穏やかです。
2023/ 2/14 12:54 太陽風は低速で、磁気圏も穏やかです。
2023/ 2/15 12:59 太陽風は低速ですが、磁気圏は少し活動的です。
2023/ 2/16 14:03 太陽風磁場が南向きに強まり、磁気圏の活動が活発になりました。この後も変化が見られそうです。
2023/ 2/17 13:17 太陽風磁場が南向きに強まり、磁気圏の活動が活発になりました。現在は穏やかです。
最新のニュース

2023/ 2/18 10:09 更新
X2.2の大規模フレアが発生しました。CMEによる太陽風の乱れが地球に向かっています。

担当 篠原

今朝早く、18日4時半(世界時17日19時半)に、
太陽の北東(左上)の3229黒点群で、
X2.2の大規模フレアが発生しました。
この領域はこれまでも度々フレアが発生していましたが、
Xクラスに到達しました。

Xクラスのフレアの発生は、
世界時2月11日のX1.1以来、1週間ぶりです。
また、X2に達するフレアだと、
2022年4月20日のX2.2(今回と同じ規模です)以来で、
10か月ぶりです。

このフレアに伴って、CME(コロナ質量放出)も発生しています。
SOHO衛星の画像は現時点で2枚分しか公開されていないので、
静止画を掲載します。
太陽を囲むように広がるハロー型のCMEになっています。
このため、太陽風の乱れは地球に向かっていると考えられます。
到来は、明後日、20日か、翌日の21日くらいではないでしょうか。

また、STEREO Ahead衛星のCOR2による動画を掲載します。
地球よりも13度ほど左側から太陽を見ているので、
SOHO衛星よりもCMEの中心に少し近い位置からの撮影です。

この後も3229黒点群の活動に注目して下さい。


太陽風は、昨日の午後以降はゆっくりと速度が低下して、
500km/秒の高速風は、今朝には470km/秒に下がっていました。
グラフの最後ではもう一段低下していて、
現在は440km/秒と平均的な速さに戻っています。
磁場強度は、4〜5nTと平均的な状態です。

磁場の南北成分は、0nT付近で小さく変化しています。
磁気圏は静穏で、AE指数は小さい変化が見られる程度です。

27日周期の図では、前周期の太陽風は、
この後も高速の状態が続いたのですが、
今回はどうなるでしょうか。




3229黒点群で発生したX2.2の大規模フレア。
(c) SDO衛星AIA131 (NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


太陽を丸く囲むように広がるハロー型のCMEが発生しています。
(c) SOHO衛星LASCO C3 (ESA & NASA)


地球よりも13度ほど左から観測したCME。
(c) STEREO Ahead衛星COR2 (NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



DSCOVRが観測した太陽風の磁場(黒線は全体の強度、赤線は南北成分)
磁場の向き、プラズマの密度、速度、温度
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



AE指数(速報値)
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学WDC




27日の太陽周期に合わせた図
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr

コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。