宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2023/ 2/20 13:11 更新 太陽風は低速の状態です。CMEによる太陽風の乱れが近付いています。 担当 篠原 DSCOVR衛星のデータでは、 太陽風の速度は、 400km/秒から350km/秒へ下がりますが、 途中から上下に変化する様になっています。 これは、観測値が不安定になっている様で、 ACE衛星を参照すると、 現在は、350km/秒前後の低速の状態で推移している様です。 磁場強度は、5〜6nTと平均的な状態です。 南北成分は、南を向いたり、北を向いたり変化していて、 南向きの頃に、 AE指数は300〜500nTの小規模の変化が発生しています。 この後、18日未明に発生したX2.2フレアに伴って発生した CME(コロナ質量放出)による太陽風の乱れが 到来すると考えられます。 明日の午前中にかけて、太陽風の変化に注目してください。 太陽風の磁場が南向きに強まると、 磁気圏の活動はより活発になります。 速度の変化だけでなく、 磁場(特に南向き成分)の変化にも注目してください。 太陽は、北西(右上)の3226黒点群でC6.8、 北東(左上)の3229群でC4.7、 南東(左下)の3230群でC3.7など、 あちこちで小規模フレアが発生しています。 さらに、北東の端でもC5.7などのフレアが発生していて、 新しい領域が近づいている様です。 また、南東(右下)の端で、 昨夜、19日23時(世界時19日14時)頃から プロミネンス噴出が発生しています。 GOES衛星SUVI 304の動画を掲載します。 これにより、太陽の右下に向かってCMEが発生しています。 SOHO衛星LASCO C2、C3の動画を掲載します。 地球に対して横向きの噴出なので、影響はありません。 (c) GOES衛星SUVI 304 (NOAA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース) 太陽の右下に飛び出すCMEの様子。 (c) SOHO衛星LASCO C2、C3 (ESA & NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース) SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) DSCOVRが観測した太陽風の磁場(黒線は全体の強度、赤線は南北成分) 磁場の向き、プラズマの密度、速度、温度 (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC AE指数(速報値) 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学WDC 27日の太陽周期に合わせた図 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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