宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2023/ 2/21 12:49 更新 太陽風の乱れは小規模でした。太陽風は平均的な速度です。 担当 篠原 昨夜、20日19時(世界時20日10時)に、 DSCOVR衛星で、18日のCME(コロナ質量放出)によると思われる、 太陽風の変化が観測されました。 変化は小規模で、速度は370km/秒から410km/秒へ、 磁場強度は、6nTから14nTへ上昇した程度です。 磁場はある程度強まっていますが、 速度は、低速の状態から平均的な速さに上がった程度です。 到来のタイミングと速度の変化は、 19日に紹介したNOAA/SWPCの予報通りでした。 その後、速度は480km/秒くらいまで上がりましたが、 現在は400km/秒に下がっています。 磁場強度は15nTから少しずつ下がって、 現在は8nTと強まりが少し残っています。 磁場の南北成分は、全体的に北寄りの変化が目立っています。 このため、磁気圏の活動は特に強まらず、 AE指数は300〜500nTの小規模の変化が発生した程度です。 SDO衛星AIA193の太陽コロナ写真では、 中心部の南側(下側)にコロナホールが見えています。 緯度が高めなので影響がどの程度になるかですが、 明後日くらいから太陽風の速度が高まるかもしれません。 太陽は、深夜、21日0時(世界時20日15時)に、 昨日も注目していた北東の端(左上)の3234黒点群で、 M4.4の中規模フレアが発生しました。 また、北西(右上)の3226群でC7.1、 北東(左上)の3229群でC5.4などの 小規模フレアが発生しています。 そして、今朝、21日7時(世界時20日22時)頃に、 北東の端の向こう側でCME(コロナ質量放出)が発生しています。 STEREO Ahead衛星の画像を見ると、 プロミネンス噴出が発生したのかもしれません。 (c) SDO衛星AIA193 (NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース) 太陽の北東の端の向こう側で発生したCME。 (c) SOHO衛星LASCO C2、C3 (ESA & NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース) SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) DSCOVRが観測した太陽風の磁場(黒線は全体の強度、赤線は南北成分) 磁場の向き、プラズマの密度、速度、温度 (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース AE指数(速報値) 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学WDC 27日の太陽周期に合わせた図 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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