宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (12:53)
今日、M5.0の中規模フレアが発生しました。
また、M4.7の中規模フレアが昨日発生しています。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
2/22 11:41 C7.1
09:11 C7.1
08:52 C4.6
06:43 C8.3
06:01 C7.3
04:59 M5.0
04:13 C6.3
03:29 C4.0
2/21 21:17 C6.1
20:06 M4.7
19:41 C6.5
13:22 C9.6
12:43 C9.1
07:16 C2.9
04:05 C2.8
02:38 C5.4
01:23 C3.1
2/20 23:41 M4.4
15:43 C7.1
15:00 C5.5
13:41 C3.3
10:20 C2.8
09:00 C3.7
07:19 C3.4
05:55 C4.7
03:53 C5.7

黒点  2/22 (NOAA)
磁場 フレア
3220 1 α ---
3226 2 α M1
3229 18 βγ C6
3230 3 β C4
3231 7 β C8
3233 1 α ---
3234 4 β M5

太陽風 (DSCOVR)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
12:45 410 +3.7
-2 h 416 +5.4
-4 h 412 -0.2
-6 h 429 +3.6
-8 h 423 +4.2
-10 h 415 +3.4
-12 h 414 +3.8

磁気圏 (京大)
時刻
JST
Dst
nT
 
nT
12:30 2 -/ -
-2 h 2 -/ -
-4 h -5 -/ -
-6 h -9 -/ -
-8 h -17 -/ -
-10 h -22 -/ -
-12 h -21 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.3 2x10^2
2/22 0.3 4x10^2
2/21 0.4 5x10^2
2/20 0.4 4x10^2
2/19 0.5 3x10^2
2/18 0.5 2x10^2

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期
太陽写真 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線3日1日 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
AIA131動画 (SDO)
SUVI195 (GOES)
SUVI131 (GOES)
LASCO (SOHO)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (DSCOVR)
太陽風 7日 (DSCOVR)
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衛星陽子 (GOES)
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Dst (京都大学)
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情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2023/ 2/17 13:17 太陽風磁場が南向きに強まり、磁気圏の活動が活発になりました。現在は穏やかです。
2023/ 2/18 10:09 X2.2の大規模フレアが発生しました。CMEによる太陽風の乱れが地球に向かっています。
2023/ 2/19 10:00 CMEによる太陽風の乱れは、明日、20日の夜に到来する可能性があります。
2023/ 2/20 13:11 太陽風は低速の状態です。CMEによる太陽風の乱れが近付いています。
2023/ 2/21 12:49 太陽風の乱れは小規模でした。太陽風は平均的な速度です。
最新のニュース

2023/ 2/22 12:53 更新
M4.7、M5.0の中規模フレアが発生しました。

担当 篠原

昨日のニュース以降、太陽風の磁場強度は、
ある程度上下しながら10nT前後に強まった状態が続いています。
速度は420km/秒と平均的な状態です。

磁場の南北成分は、
グラフの前半で -10nTの強い南向きがしばらく続いています。
この影響で磁気圏の活動が強まり、
AE指数では、1000nTに達する大きい変化が2回発生しました。
その後、磁場は北向きに切り替わって、
AE指数も後半は変化が無くなっています。
現在の磁気圏は穏やかです。

SDO衛星AIA193では、南側の緯度が高めの領域と、
東側(左側)の赤道付近にコロナホールが見えています。
東側のコロナホールは、
5〜6日後くらいに影響が始まりそうです。


太陽は、北東(左上)の3234黒点群で、
昨夜、21日20時(世界時21日11時)にM4.7、
今朝、22日5時(世界時22日20時)にM5.0と、
中規模フレアが2回発生しています。
SDO衛星AIA131による動画をそれぞれ掲載します。

3234群はその前にもM4.4の中規模フレアを起こしていて、
X線グラフでは、同じくらいの高さの山が3つ並んでいます。

また、その後もC7.3、C7.2、C7.2と
小規模フレアの発生が続いていて、
引き続きこの領域の活動に注目してください。



3234黒点群で発生したM4.7の中規模フレア。
(c) SDO衛星AIA131 (NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


3234黒点群で発生したM5.0の中規模フレア。
(c) SDO衛星AIA131 (NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



DSCOVRが観測した太陽風の磁場(黒線は全体の強度、赤線は南北成分)
磁場の向き、プラズマの密度、速度、温度
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



AE指数(速報値)
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学WDC




27日の太陽周期に合わせた図
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr

コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr



GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。