宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2023/ 2/23 12:28 更新 太陽風は高速になっています。磁気圏の活動もやや強まっています。 担当 篠原 太陽風の速度は、 昨日の夕方以降は450km/秒付近で推移する様になり、 今朝からはもう一段高まって 500km/秒と高速の状態になりました。 現在は550km/秒に達しています。 磁場強度は、 今朝までは10nTに強まった状態が続いていましたが、 グラフの最後で少し下がり、 現在は7nTと平均的な状態に戻りかけています。 磁場の南北成分は、 速度が上がった頃から南北に変化が目立つようになっています。 磁気圏の活動はやや活発になっていて、 AE指数は800nTの中規模の変化が発生しています。 SDO衛星AIA193の太陽コロナ写真で、 南側(下側)に見えていたコロナホールの影響が 始まったのかもしれません。 この後、太陽風はどの様に変化するでしょうか。 また、今日のコロナ写真では、 次のコロナホールが太陽の中心に達しようとしています。 4日後くらいからこちらの影響が始まりそうです。 太陽は、北東(左上)の3234黒点群で、 22日14時(世界時22日5時)にM1.4、 昨夜、22日22時半(世界時22日13時半)にM2.6と、 中規模フレアが2回発生しました。 他の領域では、目立つフレアは起きていません。 また、M2.6フレアと同じ頃に、 3234群の右側でフィラメント噴出が発生しています。 GOES衛星SUVI 304の動画を掲載します。 (画像の左側でM2.6の輝きも見えています) これによりCME(コロナ質量放出)が発生していて、 SOHO衛星LASCO C2、C3によると、 太陽の左上に向かってコロナのガスが飛び出しています。 横向きの噴出に見えるので、地球への影響はないでしょう。 太陽の北東で発生したフィラメント噴出。 (c) GOES衛星SUVI 304 (NOAA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース) 太陽の左上に飛び出すCME。 (c) SOHO衛星LASCO C2、C3 (ESA & NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース) SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) DSCOVRが観測した太陽風の磁場(黒線は全体の強度、赤線は南北成分) 磁場の向き、プラズマの密度、速度、温度 (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース AE指数(速報値) 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学WDC 27日の太陽周期に合わせた図 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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