宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (14:08)
今日、C2.5の小規模フレアが発生しました。
太陽風の速度がやや高くなっています。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
10/24 03:08 C2.5
00:55 C1.9
10/23 --- ---
10/22 19:29 C2.1
14:28 C6.4
11:46 C4.1
10:28 C2.2

黒点 10/24 (NOAA)
磁場 フレア
3126 6 β ---
3127 1 α ---
3128 2 β ---
3129 1 α ---
3130 5 β C3

太陽風 (DSCOVR)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
13:55 551 +0.2
-2 h 530 +2.4
-4 h 492 +2.2
-6 h 491 +1.9
-8 h 519 +6.0
-10 h 532 -0.8
-12 h 517 +5.9

磁気圏 (京大)
時刻
JST
Dst
nT
 
nT
13:30 -28 -/ -
-2 h -19 -/ -
-4 h -6 -/ -
-6 h -6 -/ -
-8 h -20 -/ -
-10 h -7 -/ -
-12 h -22 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.3 2x10^1
10/24 0.4 1x10^2
10/23 0.6 2x10^2
10/22 0.5 2x10^3
10/21 0.5 2x10^3
10/20 0.5 1x10^3

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期
太陽写真 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線3日1日 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
AIA131動画 (SDO)
SUVI195 (GOES)
SUVI131 (GOES)
LASCO (SOHO)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (DSCOVR)
太陽風 7日 (DSCOVR)
ACE1日7日 (ACE)
衛星電子 (GOES)
衛星陽子 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
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情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2022/10/19 13:58 太陽風の速度は下がり始めています。
2022/10/20 12:20 太陽風は平均的な状態です。新しい黒点でCフレアが発生しています。
2022/10/21 11:09 太陽風は平均的な状態で、磁気圏の活動が少し強まっています。
2022/10/22 12:54 太陽風は低速になっています。コロナホールの影響が近付いています。
2022/10/23 15:14 太陽風磁場が南向きに強まり、磁気圏の活動も強まりました。
最新のニュース

2022/10/24 14:08 更新
コロナホールの影響で太陽風の速度が高まっています。

担当 篠原

22日から23日にかけて、金星が太陽の向こう側を通り過ぎて行きました。
SOHO衛星LASCO C2による2日間の動画を掲載します。

今回は太陽の上側を通過した金星ですが、
地球と金星の位置関係によってもっと太陽の近くを通る時もあり、
2016年6月10日のニュースでは、
太陽のほぼ中心を通り過ぎた時の動画を紹介しています。
(太陽の向こう側を進んでいるので、通り過ぎる金星は見えません)



太陽風は、昨日のニュースの後も速度が高まり、
夕方には500km/秒を超えて、高速風になりました。
そのまま530km/秒付近で推移して、
グラフの最後では550km/秒に高まっています。
SDO衛星AIA193の太陽の南西側(右下)に見えている
コロナホールの影響が始まった様です。

太陽風の磁場強度は、
今朝まで10nT程度に強まった状態が続きましたが、
こちらはグラフの最後で5nTに下がり、平均的な状態に戻っています。
磁場の南北成分は比較的北寄りの状態で、
時々南向きに変化する程度です。
それでも、速度が高まっているため磁気圏の活動はある程度強まっていて、
AE指数は、500〜800nTの中規模の変化が発生しています。

SDO衛星AIA193では、
次のコロナホールが太陽の北東側(左上)に見えています。
現在の高速風に続いて、
4日後くらいからはこちらの影響が始まりそうです。


太陽は、中心部の南側に3130黒点群が発生しています。
ここでC1〜2の小規模フレアが3回発生しています。
今のところ特に活発という様子ではありません。

また、北東の端(左上)の向こう側から活動的な領域が近付いていて、
既に黒点も現れています。
小さいフレアの発生が見られる様になるかもしれません。



太陽の向こう側を通り過ぎる金星。SOHO衛星LASCO C2。
(c) SOHO (ESA & NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース)


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



DSCOVRが観測した太陽風の磁場(黒線は全体の強度、赤線は南北成分)
磁場の向き、プラズマの密度、速度、温度
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



AE指数(速報値)
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学WDC




27日の太陽周期に合わせた図
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr

コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr



GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。