宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

Supported by NIT, Kagoshima College  
太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (13:21)
今日、M1.5の中規模フレアが発生しました。
太陽風の速度が高くなっています。
磁気嵐がやや発達しています。
放射線帯電子が非常に強くなっています。太陽放射線は静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
1/19 04:46 C5.7
02:02 M1.5
1/18 --- ---
1/17 22:49 C2.8
04:16 C2.6

黒点  1/19 (NOAA)
磁場 フレア
2927 1 α ---
2929 4 β M2
2930 6 β C6
2933 8 β ---

太陽風 (DSCOVR)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
13:15 646 +4.2
-2 h 621 -6.2
-4 h 640 -5.5
-6 h 560 -3.1
-8 h 563 -3.2
-10 h 557 -2.1
-12 h 559 -2.8

磁気圏 (京大)
時刻
JST
Dst
nT
 
nT
12:30 -59 -/ -
-2 h -36 -/ -
-4 h -37 -/ -
-6 h -34 -/ -
-8 h -24 -/ -
-10 h -23 -/ -
-12 h -13 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.6 7x10^3
1/19 0.8 3x10^4
1/18 0.7 6x10^3
1/17 0.8 6x10^3
1/16 0.8 1x10^3
1/15 1.7 2x10^2

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期
太陽写真 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線3日1日 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
AIA131動画 (SDO)
SUVI195 (GOES)
SUVI131 (GOES)
LASCO (SOHO)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (DSCOVR)
太陽風 7日 (DSCOVR)
ACE1日7日 (ACE)
衛星電子 (GOES)
衛星陽子 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
K指数 (NOAA)
地上磁場 (NICT)
Live!オーロラ (遊造)
昭和基地カメラ (NIPR)
TromsoLongyear...
Canada (CSA)

情報ページ
宇宙天気用語集
宇宙天気日報
宇宙天気臨時情報
NICT宇宙天気情報センター
Space Weather Prediction Center
これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2022/ 1/14 12:50 M1.8の中規模フレアが発生しました。太陽風は低速になっています。
2022/ 1/15 14:15 C4.3の小規模フレアが発生しました。太陽風磁場が南向きに強まり磁気嵐が発生しています。
2022/ 1/16 12:31 太陽風は高速風になり、磁気圏の活動も続いています。
2022/ 1/17 13:08 高速の太陽風が続き、磁気圏もやや活動的です。
2022/ 1/18 13:40 高速の太陽風が続き、磁気圏も活動的です。
最新のニュース

2022/ 1/19 13:21 更新
太陽風の速度は600km/秒台に高まっています。M1.5の中規模フレアが発生しました。

担当 篠原

太陽風は、550km/秒と高速の風が続いていましたが、
今朝、19日8時(世界時18日23時)にもう一段高まって、
620〜650km/秒に達しています。
磁場強度も同じ頃に強まりが到来し、
5nTと平均的な状態から、8〜9nTとやや強まっています。

SDO衛星AIA193では
コロナホールは南極付近に見える程度で、
太陽風の速度は下がると考えていたのですが、
反対により強い高まりになっています。
CME(コロナ質量放出)に関係するのかもしれませんが、
3日くらい前の太陽を見ても、
対応する変化は分かりませんでした。

この後、太陽風がどの様に推移するか注目して下さい。

太陽風磁場の南北成分は、
グラフの最後で北向きに切り替わっていますが、
それまでは南寄りの状態が続いています。
磁気圏の活動も強まっていて、
AE指数は500nT前後の中規模の活動が続き、
グラフの最後は1000nTに近付いています。

ただし、グラフの最後で北向きに切り替わっているので、
この状態が続くと、今後の磁気圏は穏やかになるでしょう。


太陽では、今日未明19日2時(世界時18日17時)に、
西側(右側)の2929黒点群でM1.5の中規模フレアが発生しています。
SDO衛星AIA131、193による動画を掲載します。

このフレアに伴ってCMEも発生していて、
SOHO衛星LASCO C2、C3では、
右上に向かって飛び出すガスが観測されています。
また、STEREO Ahead衛星COR2による動画も掲載します。
こちらでも大きく飛び出す様子が分かります。

地球に対しては斜め方向の噴出なので、
影響は小さいと思われますが、
3日後くらいに太陽風の乱れが到来するかもしれません。




2929黒点群で発生したM1.5の中規模フレア。SDO衛星AIA131、193。
(c) SDO (NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


太陽の右上に飛び出すCME。SOHO衛星LASCO C2、C3。
(c) SOHO (ESA & NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース)


STEREO Ahead衛星COR2によるCMEの様子。
(c) STEREO (NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース)


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



DSCOVRが観測した太陽風の磁場(黒線は全体の強度、赤線は南北成分)
磁場の向き、プラズマの密度、速度、温度
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



AE指数(速報値)
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学WDC




27日の太陽周期に合わせた図
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr

コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr



GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース




  宇宙天気ニュースは、
  鹿児島工業高等専門学校にWebサーバを設置しています。

このニュースについて、コメントなどがありましたら、
篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。