宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2022/ 1/15 14:15 更新 C4.3の小規模フレアが発生しました。太陽風磁場が南向きに強まり磁気嵐が発生しています。 担当 篠原 昨夜、14日22時(世界時14日13時)に、 太陽の南西(右下)の2925黒点群で、 C4.3の小規模フレアが発生しています。 フレアの様子をSDO衛星AIA131の動画で紹介します。 このフレアに伴って、CME(コロナ質量放出)が発生しています。 SOHO衛星LASCO C2、C3によると、 太陽の右下に向かってガスが飛び出しています。 地球に対しては斜め方向ですが、 太陽を囲む様に淡いガスが広がる様子も見えるので、 小さい太陽風の乱れが3日後くらいに到来するかもしれません。 太陽では、東の端の南北に新しい黒点が現れています。 北の黒点は、昨日、Mフレアを起こした領域で、 その後は、C2の小規模フレアを2回起こしています。 今後の活動に注目して下さい。 太陽風は、今朝、15日7時(世界時14日22時)頃から速度が上昇し、 350km/秒の低速風から、 450〜470km/秒とやや高速の風に変わっています。 SDO衛星AIA193のコロナホールの影響が始まったのかもしれません。 太陽風の磁場強度は、速度が高まり始める頃に18nTまで強まり、 その後は低下して、現在は4nTと平均的な状態です。 磁場の南北成分は、南寄りに変化していて、 磁場が強まった頃には、-17nTに達する大きな変化になっています。 このため磁気圏の活動が強まり、 AE指数は1000nTを超える変化が発生し、 Dst指数の速報値は、-94nTまで下がっていて、 中規模の磁気嵐となっています。 現在の磁場の南北成分は、小幅の変化になっていて、 磁気圏の活動は小規模になっています。 コロナホールの中心部の影響はこれからになりそうなので、 引き続き太陽風の変化に注目して下さい。 2925黒点群で発生したC4.3の小規模フレア。SDO衛星AIA131。 (c) SDO (NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース) 太陽の右下に飛び出すCME。SOHO衛星LASCO C2、C3。 (c) SOHO (ESA & NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース) Dst指数速報値は、-94nTに達しています。 (c) 京都大学WDC SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース DSCOVRが観測した太陽風の磁場(黒線は全体の強度、赤線は南北成分) 磁場の向き、プラズマの密度、速度、温度 (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース AE指数(速報値) 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学WDC 27日の太陽周期に合わせた図 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
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