宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (14:15)
今日、C2.5の小規模フレアが発生しました。
また、M1.8の中規模フレアが昨日発生しています。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気嵐がやや発達しています。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
1/15 04:29 C2.5
1/14 22:10 C4.3
20:44 C2.1
10:45 M1.8
1/13 20:21 C2.9
10:54 C1.8

黒点  1/15 (NOAA)
磁場 フレア
2924 4 β ---
2925 1 α C4
2926 1 α ---
2927 1 α ---
2928 4 β ---
2929 7 β ---
2930 5 β ---
2931 9 β ---

太陽風 (DSCOVR)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
14:04 446 -0.5
-2 h 474 -2.1
-4 h 466 -4.8
-6 h 425 -1.3
-8 h 366 -15.0
-10 h 370 -12.4
-12 h 368 -10.6

磁気圏 (京大)
時刻
JST
Dst
nT
 
nT
13:30 -52 -/ -
-2 h -67 -/ -
-4 h -78 -/ -
-6 h -94 -/ -
-8 h -53 -/ -
-10 h -27 -/ -
-12 h -2 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.6 2x10^1
1/15 1.7 2x10^2
1/14 0.7 2x10^2
1/13 0.8 2x10^2
1/12 0.7 2x10^2
1/11 0.7 2x10^2

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期
太陽写真 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線3日1日 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
AIA131動画 (SDO)
SUVI195 (GOES)
SUVI131 (GOES)
LASCO (SOHO)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (DSCOVR)
太陽風 7日 (DSCOVR)
ACE1日7日 (ACE)
衛星電子 (GOES)
衛星陽子 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
K指数 (NOAA)
地上磁場 (NICT)
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情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2022/ 1/10 13:07 太陽風の速度は平均的な状態に戻っています。太陽は穏やかです。
2022/ 1/11 13:29 太陽風は平均的な速度で、穏やかに推移しそうです。
2022/ 1/12 12:55 太陽風はやや低速になっています。
2022/ 1/13 12:27 太陽の向こう側でフレアが発生し、CMEも飛び出しています。
2022/ 1/14 12:50 M1.8の中規模フレアが発生しました。太陽風は低速になっています。
最新のニュース

2022/ 1/15 14:15 更新
C4.3の小規模フレアが発生しました。太陽風磁場が南向きに強まり磁気嵐が発生しています。

担当 篠原

昨夜、14日22時(世界時14日13時)に、
太陽の南西(右下)の2925黒点群で、
C4.3の小規模フレアが発生しています。
フレアの様子をSDO衛星AIA131の動画で紹介します。

このフレアに伴って、CME(コロナ質量放出)が発生しています。
SOHO衛星LASCO C2、C3によると、
太陽の右下に向かってガスが飛び出しています。
地球に対しては斜め方向ですが、
太陽を囲む様に淡いガスが広がる様子も見えるので、
小さい太陽風の乱れが3日後くらいに到来するかもしれません。

太陽では、東の端の南北に新しい黒点が現れています。
北の黒点は、昨日、Mフレアを起こした領域で、
その後は、C2の小規模フレアを2回起こしています。
今後の活動に注目して下さい。


太陽風は、今朝、15日7時(世界時14日22時)頃から速度が上昇し、
350km/秒の低速風から、
450〜470km/秒とやや高速の風に変わっています。
SDO衛星AIA193のコロナホールの影響が始まったのかもしれません。

太陽風の磁場強度は、速度が高まり始める頃に18nTまで強まり、
その後は低下して、現在は4nTと平均的な状態です。
磁場の南北成分は、南寄りに変化していて、
磁場が強まった頃には、-17nTに達する大きな変化になっています。
このため磁気圏の活動が強まり、
AE指数は1000nTを超える変化が発生し、
Dst指数の速報値は、-94nTまで下がっていて、
中規模の磁気嵐となっています。

現在の磁場の南北成分は、小幅の変化になっていて、
磁気圏の活動は小規模になっています。

コロナホールの中心部の影響はこれからになりそうなので、
引き続き太陽風の変化に注目して下さい。




2925黒点群で発生したC4.3の小規模フレア。SDO衛星AIA131。
(c) SDO (NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


太陽の右下に飛び出すCME。SOHO衛星LASCO C2、C3。
(c) SOHO (ESA & NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース)


Dst指数速報値は、-94nTに達しています。
(c) 京都大学WDC


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



DSCOVRが観測した太陽風の磁場(黒線は全体の強度、赤線は南北成分)
磁場の向き、プラズマの密度、速度、温度
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



AE指数(速報値)
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学WDC




27日の太陽周期に合わせた図
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr

コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。