宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2021/11/16 14:13 更新 600km/秒に達する高速太陽風が到来しています。磁気圏の活動は少し強まっています。 担当 篠原 16日0時(世界時15日15時)から太陽風の速度が上昇を始め、 今朝、16日8時(世界時15日23時)に500km/秒に達して、 高速風になりました。 その後も速度は上昇して、580〜600km/秒に達しています。 速度と共に磁場強度も強まって、今朝早くには20nTに達しています。 その後は少し下がっていますが、 現在も8nTとやや強まった状態です。 太陽風磁場の南北成分は、 -10nTと南向きに強まる変化もありますが、 短時間に終わっていて、 全体としては北寄りに強まっている印象です。 このため、磁気圏の活動はそれほど高まってはおらず、 AE指数は、800nTに達する変化が1回と、 その前後に500nTの変化が見られる程度です。 太陽風のグラフの最後も、磁場は北寄りに変化しています。 この傾向が続くと、 オーロラの活動はあまり高まらずに推移するでしょう。 一方、この後、南寄りに傾向が切り替わると、 磁気圏の活動は活発になりますが、どうなるでしょうか。 SDO衛星AIA193の太陽コロナ写真では、 南半球のコロナホールは、北東側(左下)に横に広がっています。 この分布に関係して、今回の高速太陽風は、 しばらく続くことになるのでしょうか。 注目してください。 太陽は、北東の端(左上)から新しい黒点が現れています。 X線グラフに変化はなく、太陽は穏やかです。 SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) DSCOVRが観測した太陽風の磁場(黒線は全体の強度、赤線は南北成分) 磁場の向き、プラズマの密度、速度、温度 (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース AE指数(速報値) 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学WDC 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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