宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2021/10/22 11:11 更新 高速太陽風は速度が下がり始めています。 担当 篠原 太陽風の速度は、 昨日の夕方にかけて530km/秒と高速の状態が続きましたが、 その後はゆっくりと低下して、 現在は480km/秒とやや高速くらいです。 太陽風の磁場強度も6nTから3nTへ下がり、 やや弱くなっています。 高速風の領域は後半に入っている様です。 27日周期の図を見ると、 前周期の高速風は2日程度続いたのですが、 今回はこれよりも短くなるのでしょうか。 磁場の南北成分は、0nT付近で小さく南北に変化しています。 AE指数は200〜300nTの小規模の変化が 繰り返し発生しています。 磁気圏の活動は、昨日よりは少し高まっている様です。 SDO衛星AIA193では、 太陽の中心部にコロナホールはありません。 現在の速度の高まりが終わると、 太陽風は穏やかになりそうです。 太陽は、南東の端(左下)から黒点が現れています。 この領域で、Bクラスの小さいフレアが頻繁に発生しています。 この後の活動に注目して下さい。 SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) DSCOVRが観測した太陽風の磁場(黒線は全体の強度、赤線は南北成分) 磁場の向き、プラズマの密度、速度、温度、動圧、 イプシロン(磁気圏へ流れ込むエネルギーの見積もり) (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース AE指数(速報値) 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学WDC 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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