宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2021/10/21 13:16 更新 高速太陽風が到来しています。磁気圏は概ね静穏です。 担当 篠原 太陽風の速度は今日未明から上昇を始め、 530km/秒と高速の状態に達しています。 磁場強度は速度が高まる頃に12nTに強まり、 現在は一段下がって、6nTと平均的な状態に戻っています。 27日周期の図を見ると、 前周期の9月24日の太陽風速度の高まりと ほぼ同じタイミングで速度の変化が到来しました。 前周期の高速風は2日ほど続いています。 今回はどうなるでしょうか。 太陽風磁場の南北成分は、北寄りの傾向になっています。 磁気圏は比較的穏やかに推移していて、 AE指数は小さい変化が見られる程度です。 太陽は、南東の端(左下)の向こう側に活動的な領域があり、 B4.6の小さいフレアが観測されています。 今後、どの様な領域が現れるでしょうか。 また、群番号は付けられていませんが、 SDO衛星では、北東側(左上)に小さい黒点が見えています。 SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) DSCOVRが観測した太陽風の磁場(黒線は全体の強度、赤線は南北成分) 磁場の向き、プラズマの密度、速度、温度 (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース AE指数(速報値) 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学WDC 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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