宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2021/10/20 13:00 更新 太陽風は平均的な速度になっています。太陽は穏やかです。 担当 篠原 太陽風の速度は昨夜遅くに400km/秒へ上がり、 以降平均的な速さが続いています。 磁場強度は、速度が上がる頃に10nTに強まりましたが、 その後は次第に下がって、 現在は3nTとやや弱くなっています。 磁場の南北成分は、 全体的には0nT付近の小幅の変化になっていますが、 グラフの中盤に一時的に南向きの強まりが発生しています。 磁気圏の活動もこの頃に強まって、 AE指数は500nTを超える規模の変化が発生し、 瞬間的に1500nTの大きな変化が記録されています。 その後は変化がなくなり、磁気圏は穏やかになっています。 SDO衛星AIA193では、 コロナホールは南西(右下)にだいぶ進んでいます。 現在の小さい速度の高まりがこの領域の影響なのか、 影響は遅れているのか、 引き続き注目してください。 太陽は、北東(左上)に小さい黒点が現れています。 X線グラフに変化はなく、太陽は穏やかです。 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) DSCOVRが観測した太陽風の磁場(黒線は全体の強度、赤線は南北成分) 磁場の向き、プラズマの密度、速度、温度 (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース AE指数(速報値) 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学WDC 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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