宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

Supported by NIT, Kagoshima College  
太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (12:42)
昨日、C3.4の小規模フレアが発生しています。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
6/24 --- ---
6/23 15:33 C3.4
6/22 --- ---

黒点  6/24 (NOAA)
磁場 フレア
2833 1 α ---

太陽風 (DSCOVR)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
12:34 327 -1.2
-2 h 324 +0.5
-4 h 328 +1.5
-6 h 332 +0.9
-8 h 341 +0.5
-10 h 346 +0.1
-12 h 331 +1.8

磁気圏 (京大)
時刻
JST
Dst
nT
 
nT
12:30 6 -/ -
-2 h 6 -/ -
-4 h 4 -/ -
-6 h 2 -/ -
-8 h 5 -/ -
-10 h 9 -/ -
-12 h 8 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.5 3x10^2
6/24 0.7 7x10^2
6/23 0.7 8x10^2
6/22 0.7 3x10^3
6/21 0.7 5x10^3
6/20 0.7 4x10^3

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期
太陽写真 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線3日1日 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
AIA131動画 (SDO)
SUVI195 (GOES)
SUVI131 (GOES)
LASCO (SOHO)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (DSCOVR)
太陽風 7日 (DSCOVR)
ACE1日7日 (ACE)
衛星電子 (GOES)
衛星陽子 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
K指数 (NOAA)
地上磁場 (NICT)
Live!オーロラ (遊造)
昭和基地カメラ (NIPR)
TromsoLongyear...
Canada (CSA)

情報ページ
宇宙天気用語集
宇宙天気日報
宇宙天気臨時情報
NICT宇宙天気情報センター
Space Weather Prediction Center
これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2021/ 6/19 13:18 高速太陽風が続いています。磁気圏は概ね静穏です。
2021/ 6/20 13:00 太陽風は平均的な速度に戻っています。磁気圏も穏やかです。
2021/ 6/21 11:52 太陽風は低速になっています。磁気圏も穏やかです。
2021/ 6/22 13:23 太陽風はやや低速で、磁気圏も穏やかです。
2021/ 6/23 12:22 太陽風は低速の風が続いています。磁気圏も穏やかです。
最新のニュース

2021/ 6/24 12:42 更新
C3.4の小規模フレアが発生しました。低速の太陽風が続いています。

担当 篠原

昨日の午後、23日16時(世界時23日7時)に、
太陽の北東の端(左上)の少し向こう側でフレアが発生しました。
GOES衛星のX線強度では、
C3.4の小規模フレアとなっていますが、
実際の規模はこれよりも大きかった可能性があります。

SDO衛星AIA131、193による動画を掲載します。
フレアで明るく輝く瞬間は、
太陽の端よりも少し向こうで発生し、
その後、ポストフレアループの領域が
次第にこちら側に回ってきている様に見えます。

このフレアに伴って、
CME(コロナ質量放出)が太陽の左に向かって発生しています。
SOHO衛星LASCO C2、C3の動画を掲載します。
地球に対して横向きの噴出なので、影響はないでしょう。

現在の太陽の可視光写真では、
太陽の東端近く(左端)の南北両側に白斑がありますが、
黒点は見えていません。


太陽風は、速度が350km/秒から320km/秒へ少し下がっています。
磁場強度は4nT前後と平均的な状態です。

磁場の南北成分は、全体としては弱い北寄りで、
速度が下がっていることもあり、
磁気圏は穏やかな状態が続いています。
AE指数はほとんど変化がありません。

SDO衛星AIA193では、太陽の中心部にコロナホールはなく、
低速の太陽風がこのまま続きそうです。




太陽の北東の端で発生したC3.4の小規模フレア。SDO衛星AIA131、193。
(c) SDO (NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


C3.4のフレアに伴って発生したCME。SOHO衛星LASCO C2、C3。
(c) SOHO (ESA & NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース)


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



DSCOVRが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、黒線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の紫線)、速度(4番目の青線)
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



AE指数(速報値)
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学WDC




27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr



  宇宙天気ニュースは、
  鹿児島工業高等専門学校にWebサーバを設置しています。

このニュースについて、コメントなどがありましたら、
篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。