宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
Supported by NIT, Kagoshima College |
太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
| |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
2021/ 4/22 12:50 更新 高速太陽風は終わりを迎えています。磁気圏は穏やかになっています。 担当 篠原 太陽風の速度は昨夜遅くに500km/秒台を割り、 現在は450km/秒まで下がっていて、 平均的な速度に戻りつつあります。 磁場強度も4nTから2nTへゆっくりと下がって 弱くなっています。 17日に始まった高速太陽風は、 5日ほど続いて終わりを迎えています。 前周期の高速風よりも、1日ほど長く続きました。 AE指数の変化は、 グラフの後半に入るとほとんど見られなくなっていて、 磁気圏は穏やかになっています。 SDO衛星AIA193を見ると、 太陽の東側(左側)にコロナホールは見られません。 この後、太陽風は穏やかな状態が続きそうです。 太陽は、3つの黒点群が見えていますが、 北西(右上)の2817群はもうすぐ沈んで、見えなくなりそうです。 X線グラフでは、Bクラスの小さい変化が多数発生していて、 これらは2817群で起きています。 一方、SDO衛星AIA131を見ると、 中央部の2816群でも小さい活動が続いていて、 今後、活動の規模が大きくなる様だと、 注目する必要が出てくるかもしれません。 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) DSCOVRが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、黒線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の紫線)、速度(4番目の青線) (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース AE指数(速報値) 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学WDC 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
宇宙天気ニュースは、 鹿児島工業高等専門学校にWebサーバを設置しています。 |