宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2021/ 4/20 13:15 更新 M1.1の中規模フレアが発生しました。太陽風は600km/秒台の高速風です。 担当 篠原 今朝、20日8時半(世界委j19日23時半)に、 太陽の南東側の2816黒点群で M1.1の中規模フレアが発生しました。 Mクラスに達するフレアの発生は、 昨年、2020年11月29日のM4.4以来で、 およそ5か月ぶりです。 フレアの様子を、SDO衛星AIA131、193の動画で紹介します。 太陽全体を写している193の動画を見ると、 CME(コロナ質量放出)も発生しているかもしれません。 2816群がこの後どの様な活動をするか、 注目してください。 太陽では、昨日の昼頃から北西側(右上)に新しい黒点が発生し、 2817群と番号が付けられています。 SDO衛星による、2816群と2817群の拡大写真を掲載します。 2817群は現れてすぐに、目立つ大きさに成長しています。 また、南東の端(左下)から新しい黒点が現れ、 2817群の左側に小さい黒点が発生している様です。 太陽風は、昨日のニュースの後、再び600km/秒台に高まり、 以降、600〜650km/秒の高速の状態が続いています。 磁場強度は、5nTと平均的な状態です。 SDO衛星AIA193では、 南半球のコロナホールは西にだいぶ進んでいます。 高速風は、次第に速度が低下するのではないでしょうか。 磁場の南北成分は、南向きの変化が頻繁に発生しています。 磁気圏の活動は高まった状態が続き、 AE指数は500〜1000nTの中規模の変化が連続しています。 27日周期の図を見ると、 前周期の太陽風は、高速風が終わりを迎えた頃です。 今回は始まりが遅れたこともあり、 この後どこまで続くか注目してください。 2816黒点群で発生したM1.1の中規模フレア。SDO衛星AIA131、193。 (c) SDO (NASA)、作図:宇宙天気ニュース M1.1フレアを起こした2816黒点群と、北西に現れた2817黒点群。 (c) SDO (NASA)、作図:宇宙天気ニュース SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース DSCOVRが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、黒線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の紫線)、速度(4番目の青線) (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース AE指数(速報値) 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学WDC 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
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