宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (13:15)
今日、M1.1の中規模フレアが発生しました。
太陽風の速度が高くなっています。
磁気圏は静かです。
放射線帯電子が強くなっています。太陽放射線は静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
4/20 08:22 M1.1
4/19 --- ---
4/18 --- ---

黒点  4/20 (NOAA)
磁場 フレア
2816 8 β M1
2817 8 β ---

太陽風 (DSCOVR)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
13:04 622 +1.3
-2 h 644 -0.1
-4 h 648 +0.0
-6 h 584 -0.7
-8 h 559 -0.8
-10 h 580 -3.0
-12 h 591 +2.1

磁気圏 (京大)
時刻
JST
Dst
nT
 
nT
12:30 -6 -/ -
-2 h -9 -/ -
-4 h -16 -/ -
-6 h -28 -/ -
-8 h -14 -/ -
-10 h -11 -/ -
-12 h -14 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.5 2x10^3
4/20 0.7 1x10^4
4/19 0.7 1x10^4
4/18 0.6 8x10^3
4/17 0.7 9x10^2
4/16 0.7 2x10^2

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線3日1日 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
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AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
AIA131動画 (SDO)
SUVI195 (GOES)
SUVI131 (GOES)
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STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (DSCOVR)
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情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2021/ 4/15 13:44 太陽風は平均的な速度になっています。磁気圏は穏やかです。
2021/ 4/16 11:52 太陽風は平均的な速度です。新しい黒点が2か所に現れています。
2021/ 4/17 13:31 高速太陽風が到来し、600km/秒に達しています。磁気圏の活動も高まっています。
2021/ 4/18 10:17 太陽の東端で小さいフレアが発生しました。高速の太陽風が続き、磁気圏も活動的です。
2021/ 4/19 10:40 太陽風は高速の風が続いています。磁気圏も活動的です。
最新のニュース

2021/ 4/20 13:15 更新
M1.1の中規模フレアが発生しました。太陽風は600km/秒台の高速風です。

担当 篠原

今朝、20日8時半(世界委j19日23時半)に、
太陽の南東側の2816黒点群で
M1.1の中規模フレアが発生しました。

Mクラスに達するフレアの発生は、
昨年、2020年11月29日のM4.4以来で、
およそ5か月ぶりです。

フレアの様子を、SDO衛星AIA131、193の動画で紹介します。
太陽全体を写している193の動画を見ると、
CME(コロナ質量放出)も発生しているかもしれません。

2816群がこの後どの様な活動をするか、
注目してください。

太陽では、昨日の昼頃から北西側(右上)に新しい黒点が発生し、
2817群と番号が付けられています。

SDO衛星による、2816群と2817群の拡大写真を掲載します。
2817群は現れてすぐに、目立つ大きさに成長しています。

また、南東の端(左下)から新しい黒点が現れ、
2817群の左側に小さい黒点が発生している様です。


太陽風は、昨日のニュースの後、再び600km/秒台に高まり、
以降、600〜650km/秒の高速の状態が続いています。
磁場強度は、5nTと平均的な状態です。

SDO衛星AIA193では、
南半球のコロナホールは西にだいぶ進んでいます。
高速風は、次第に速度が低下するのではないでしょうか。

磁場の南北成分は、南向きの変化が頻繁に発生しています。
磁気圏の活動は高まった状態が続き、
AE指数は500〜1000nTの中規模の変化が連続しています。

27日周期の図を見ると、
前周期の太陽風は、高速風が終わりを迎えた頃です。
今回は始まりが遅れたこともあり、
この後どこまで続くか注目してください。




2816黒点群で発生したM1.1の中規模フレア。SDO衛星AIA131、193。
(c) SDO (NASA)、作図:宇宙天気ニュース


M1.1フレアを起こした2816黒点群と、北西に現れた2817黒点群。
(c) SDO (NASA)、作図:宇宙天気ニュース


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



DSCOVRが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、黒線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の紫線)、速度(4番目の青線)
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



AE指数(速報値)
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学WDC




27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr



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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。