宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2021/ 3/31 12:41 更新 太陽風はやや低速になっています。B7.4の小さいフレアが発生しました。 担当 篠原 太陽風の速度は、昨夜遅くに310km/秒まで下がりましたが、 今日に入ると少し上昇して、 現在は380km/秒とやや低速になっています。 磁場強度は、5nTと平均的な状態です。 SDO衛星AIA193の画像ではだいぶ淡くなっていますが、 コロナホールの影響が届いているのかもしれません。 この後、もう一段高まるような変化が見られるでしょうか。 太陽風磁場の南北成分は、 グラフの後半から弱い南寄りになっています。 このため、AE指数も後半から小さい変化が続く様になっています。 全体としては、磁気圏は穏やかです。 太陽では、今朝、31日5時(世界時30日20時)に、 B7.4の小さいフレアが、 2811黒点群があった場所で発生しています。 SDO衛星AIA193で、 太陽の北西端(右上)近くの明るく光っている領域です。 これに続く変化はなく、活動度に変化は見られません。 2812黒点群は、黒点が消えてしまい、 太陽は無黒点になっています。 SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真 (c) SDO (NASA) DSCOVRが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、黒線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の紫線)、速度(4番目の青線) (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース AE指数(速報値) 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学WDC 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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