宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2021/ 3/28 10:41 更新 太陽風は平均的な速度に戻っています。磁気圏の活動がやや高まっています。 担当 篠原 太陽風の速度は、350km/秒まで下がりましたが、 400km/秒と平均的な速さに戻っています。 磁場強度は、5〜6nTと平均的な状態です。 磁場の南北成分は、0nT付近で小さく変化していましたが、 今朝以降、変化がやや大きくなり、 -5nTの南向きの変化が繰り返されています。 このため、磁気圏の活動が強まっている様で、 磁気圏の活動度を示している NOAA/SWPCのPlanetary K-indexの数値が高まっています。 (AE指数は停止が続いています) オーロラの活動も強まっているのではないでしょうか。 この後も磁場の南向きの変化が続けば、 磁気圏の活動も高まった状態が続きますが、 北寄りに傾向が変わると、磁気圏は穏やかになってしまいます。 この後の変化に注目して下さい。 SDO衛星AIA193では、 太陽の東側(左側)にコロナホールは見えていません、 前周期の広がりは消えてしまった様です。 太陽は、2811黒点群は見えなくなり、 2812群だけになっています。 X線グラフも特に変化はなく、穏やかです。 (c) NOAA/SWPC SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) DSCOVRが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、黒線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の紫線)、速度(4番目の青線) (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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