宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2021/ 2/13 12:52 更新 太陽に第24期の小さい黒点が現れています。太陽風の速度が少し高まっています。 担当 篠原 太陽の東側(左側)にとても小さい黒点が現れています。 北緯3度程度と、低い緯度に発生しています。 SDO衛星AIA193で、 左端の少し内側で明るく光っている地点です。 1枚目に磁場と可視光の拡大写真を掲載します。 緯度が低かったので注目したのですが、 磁場の並びが前の活動周期である第24期の順番になっていました。 太陽の内側には、前の周期の領域がまだ残っていて、 ちょっと顔を出したのでしょうか。 X線グラフに変化はなく、太陽は穏やかです。 太陽風は、今朝くらいから磁場が10nTに強まり、 速度も上昇して、430km/秒と平均的な状態に戻っています。 注目していたコロナホールの影響が始まったのかもしれません。 磁場強度は強まったままなので、 この後も速度が高まっていく可能性があります。 高速風にまで高まるかどうか、注目してください。 磁場が強まるとともに、 南北成分が大きく南北に変化する様になっています。 今のところ、 AE指数は500nTの中規模の変化が起きている程度ですが、 今後、磁気圏の活動はもう一段高まるかもしれません。 こちらも注目してください。 SDO衛星AIA193では、 南北の両極から縦に伸びるコロナホールが目立っています。 前周期の太陽風は低速の穏やかな状態が続きましたが、 今回は様子が変わるかもしれません。 SDO衛星による磁場と可視光の写真。 (c) SDO (NASA)、作図:宇宙天気ニュース SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース DSCOVRが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、黒線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の紫線)、速度(4番目の青線) (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース AE指数(速報値) 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学WDC 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
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