宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2021/ 2/14 12:38 更新 太陽風は520km/秒に高まりました。現在は少し下がっています。 担当 篠原 太陽風の速度は、 昨日のニュースのすぐ後に500km/秒に高まり、 高速の状態になりました。 夕方にかけて520km/秒くらいまで高まり、 その後は少しずつ低下して、 現在は470km/秒とやや高速くらいになっています。 昨日は10nTに高まっていた磁場強度も、 現在は5nTと平均的な値に下がっています。 太陽風磁場の南北成分は、 南向きに強まる変化が一時的に発生していますが、 以降は0nT付近か弱い南寄りになっています。 AE指数も、800nTの高まりが1度起きていますが、 以降は基本的に穏やかな状態です。 SDO衛星AIA193では、南半球のコロナホールに続いて、 北極から縦に伸びるコロナホールが西半球側に進んでいます。 今度はこちらからの影響が始まる可能性があります。 太陽風の速度は下がりかけていますが、 引き続き変化に注目してください。 太陽は、昨日、東端近くに見えていた小さい黒点は、 その後見えなくなっています。 一方、南半球側では、SDO衛星AIA193の 中央部の南側で明るく見えている領域に一時的に黒点が現れ (9〜11日のニュースで小さい黒点が見えていた領域です)、 現在は南東(左下)の明るい領域に小さい黒点が見えています。 このところ、小さい黒点は現れますが、 群番号が付くような規模になかなかなりません。 2月に入って群番号が付けられたのは、 2月3日の2801群だけです。 X線グラフに変化はなく、太陽は穏やかです。 SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) DSCOVRが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、黒線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の紫線)、速度(4番目の青線) (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース AE指数(速報値) 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学WDC 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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