宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2021/ 2/11 12:49 更新 太陽風は低速になっています。B5.7の小さいフレアが発生しました。 担当 篠原 今朝早く、太陽風の速度は330km/秒へ下がり、 太陽風は低速風になっています。 磁場強度も少し下がり、3〜4nTとやや弱い状態です。 磁気圏は概ね静穏です。 AE指数は、太陽風の磁場が弱い南寄りになった頃に 200〜300nTの小規模の変化が起きていますが、 その後は変化が見られなくなっています。 27日周期の図の前周期の様に、 太陽風は低速になりました。 一方、SDO衛星AIA193では、 南極から縦に伸びるコロナホールが太陽の中心線付近に達し、 3日後くらいに影響が見られるかもしれません。 前周期は低速の太陽風が続いていますが、 今回はどうなるでしょうか。 太陽は、SDO衛星の可視光写真を拡大すると、 南東(左下)の小さい黒点に加えて、 南西(右下)にも微かに黒点が見えている様です。 どちらも掲載の写真では全く分かりません。 南東側の領域で、昨夜、10日20時半(世界時10日11時半)に B5.7の小さいフレアが発生しています。 小さいと言っても、 B5に達するフレアは1月25日以来と半月ぶりです。 静かな太陽が続いています。 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) DSCOVRが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、黒線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の紫線)、速度(4番目の青線) (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース AE指数(速報値) 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学WDC 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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