宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2021/ 2/10 13:08 更新 太陽風は平均的な状態に戻っています。磁気圏も穏やかです。 担当 篠原 宇宙天気の話題ではありませんが、 SOHO衛星LASCO C3の太陽の上側を、 水星が左から右に通り抜けようとしています。 水星が太陽と地球の間に入る内合を迎えたためです。 周囲の星と同じくらいの明るさなので目立ちませんが、 他の星よりも少し速く画面を動いています。 約5日分の早送り動画です。 太陽風の速度は、昨夕に500km/秒に上がりましたが、 その後はゆっくりと低下して、 現在は430km/秒と平均的な状態に戻っています。 磁場強度は、5nTと平均的な状態です。 磁気圏は穏やかになっていて、 AE指数は、昨夕に500nTの変化が起きた後は、 変化が見られなくなっています。 27日周期の図を見ると、前周期の太陽風は、 グラフの右端まで300km/秒台の低速の風が続いています。 一方、SDO衛星AIA193では、 南極から縦に伸びるコロナホールが目立っています。 前周期よりも低緯度側に広がっているので、 今回は影響が到来するかもしれません。 4日後くらいの太陽風の変化に注目してください。 太陽は、SDO衛星の可視光写真を拡大すると、 南東に小さい黒点がかろうじて見えているだけです。 X線グラフに変化はなく、太陽は穏やかです。 (c) SOHO (ESA & NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース) SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) DSCOVRが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、黒線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の紫線)、速度(4番目の青線) (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース AE指数(速報値) 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学WDC 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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