宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2021/ 1/26 12:31 更新 600km/秒の高速太陽風が到来し、磁気圏の活動も高まっています。 担当 篠原 太陽風の速度は、昨夕に500km/秒程度に高まり、 高速の風に変わりました。 そして、今日の昼頃からは600km/秒に達しています。 太陽風の磁場強度も、 昨日のニュース以降は10nTに強まりました。 今朝くらいから少し下がって、 現在は7nTとなっています。 磁場が強まるとともに、南北成分の変化も大きくなり、 -8nT程度の南向きの変化が度々発生するようになりました。 速度が高まったことも重なって磁気圏の活動は活発になり、 AE指数は1000nT前後の大きい変化が繰り返し発生しています。 極域では活発なオーロラの活動が見られたのではないでしょうか。 27日周期の図では、 太陽風の推移は前周期とだいぶ変わっています。 高速太陽風はどこまで続くでしょうか。 今後の推移に注目してください。 太陽は、2799黒点群が西の端に近づいて、 もうすぐ沈みそうです。 X線グラフのBクラスの変化は、この2799群で発生しています。 一方、中央部の北半球側に非常に小さい黒点が現れています。 発達するでしょうか。 STEREO Ahead衛星によると、 太陽の東端の向こう側に活動的な領域はない様です。 太陽は、穏やかな状態が続きそうです。 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) DSCOVRが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、黒線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の紫線)、速度(4番目の青線) (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース AE指数(速報値) 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学WDC 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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