宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
Supported by NIT, Kagoshima College |
太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
| ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
2021/ 1/ 9 13:55 更新 フィラメント噴出が発生しています。太陽風は低速になっています。 担当 篠原 昨日、8日12時(世界時8日3時)と8日21時(世界時8日12時)に、 半日ほどおいて2回のフィラメント噴出が 太陽の南西側(右下)で発生しました。 SDO衛星AIA304による動画を掲載します。 1つめは南寄り、2つめは西寄りの領域で起きています。 1つめのフィラメント噴出による CME(コロナ質量放出)の様子を、 SOHO衛星LASCO C2、C3の動画で紹介します。 きれいな円形のガスが太陽の右に向かって飛び出しています。 太陽の中心からは外れていますが、 4日後の13日くらいに 太陽風磁場の強まりなどがやって来るかもしれません。 2つめのCMEは、該当する時間帯の写真が得られていません。 今後の更新で確認できるかもしれません。 こちらも太陽の中心からは外れていますが、 1つめと同様に、磁場の強まりなどが到来する可能性があります。 今日も太陽は無黒点です。 X線グラフは、Aクラスの小さい変化が起きているだけで、 穏やかです。 太陽風は、今日に入る頃に速度が400km/秒台を割り、 現在は320km/秒と低速の風になっています。 磁場強度は、5nTと平均的な状態です。 磁気圏は静穏で、 AE指数は変化のない状態です。 SDO衛星AIA193では、 太陽の中央部にコロナホールは見られません。 太陽風は、基本的には穏やかな状態が続きそうです。 太陽の南西部で発生した2つのフィラメント噴出。SDO衛星AIA304。 (c) SDO (NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース) 1つめのフィラメント噴出によるCMEの広がり。SOHO衛星LASCO C2、C3。 (c) SOHO (ESA & NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース) SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真 (c) SDO (NASA) GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース DSCOVRが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、黒線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の紫線)、速度(4番目の青線) (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース AE指数(速報値) 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学WDC 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
| |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
宇宙天気ニュースは、 鹿児島工業高等専門学校にWebサーバを設置しています。 |