宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2021/ 1/ 7 12:57 更新 高速の太陽風が続いています。太陽の右上にCMEが噴出しています。 担当 篠原 昨日の昼、6日13時(世界時6日4時)頃から、 太陽の北西(右上)に向かって CME(コロナ質量放出)が飛び出しています。 SOHO衛星LASCO C2、C3カメラによる動画を掲載します。 同じ頃のSDO衛星のAIAカメラの画像では、 対応するような変化は見らないので、 太陽の向こう側で発生した現象かもしれません。 いずれにしても、 地球に対しては横方向に飛び出している様なので、 影響はないでしょう。 太陽は、無黒点で穏やかな状態が続いています。 X線グラフは、全体の強度も下がっています。 SDO衛星AIA193の太陽コロナ写真では、 明るい領域は見られない状態です。 太陽風は、昨日のニュースの後も速度が高まり、 夜には570km/秒くらいまで高まりました。 今日に入る頃から少し下がっていますが、 現在も500km/秒と高速の状態は続いています。 一方、磁場強度は、昨夜には5nTと平均的な状態に下がり、 現在は3nTとやや弱くなっています。 磁場の南北成分は、0nT付近で小さく変化する様になっています。 AE指数は、今朝までは小規模の変化が続いていますが、 その後は静かになっています。 高速の太陽風は、一旦終わりを迎えそうです。 その後、SDO衛星AIA193の小さいコロナホールの影響が、 明後日くらいに始まるかもしれません。 (c) SOHO (ESA & NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース) SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真 (c) SDO (NASA) GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース DSCOVRが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、黒線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の紫線)、速度(4番目の青線) (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース AE指数(速報値) 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学WDC 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
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