宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2020/12/31 10:51 更新 太陽風は平均的な速度に戻りかけています。磁気圏は穏やかです。 担当 篠原 太陽風の速度は、昨夜にかけて再び500km/秒に高まりました。 今朝くらいから下がり始めて、 現在は460km/秒と平均的な状態に戻りつつあります。 磁場強度も、7nTとやや強まった状態から、 今朝以降は3nTとやや弱くなっています。 27日に始まった太陽風速度の高まりは、 4日が過ぎたところで終わりを迎えるのでしょうか。 AE指数は、小さい変化が頻繁に見られていますが、 全体としては磁気圏は穏やかです。 SDO衛星AIA193では、 太陽の中央部の東寄りに小さいコロナホールが見えています。 5日後くらいの太陽風に影響が見られるでしょうか。 太陽は、東側の緯度の低い場所(北緯5度くらい)に とても小さい黒点が現れています。 小さいためはっきりしませんが、 磁場の並びが前の周期である第24期の順番になっている様です。 (少し懐かしい順番です) この後、大きくなって見やすくなるでしょうか。 2020年の更新は今日までです。 1年間宇宙天気ニュースをお読みいただきありがとうございました。 来年も明日から通常更新の予定です。 厳しい寒波が来ていますが、どうぞよいお年をお迎え下さい。 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) DSCOVRが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、黒線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の紫線)、速度(4番目の青線) (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース AE指数(速報値) 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学WDC 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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