宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
Supported by NIT, Kagoshima College |
太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
| ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
2020/12/ 2 12:30 更新 新しい黒点は2790群となりました。太陽風は平均的な状態です。 担当 篠原 太陽の南東(左下)に現れた黒点は、 2790群と番号が付けられました。 現れた後の活動は、 昨日の昼、1日13時(世界時1日4時)のC3.8の小規模フレアと、 その他にBクラスの小さいフレアを数回起こした程度で、 現在は落ち着いている様です。 太陽の北東(左上)の2787黒点群があった領域で、 1日16時(世界時1日7時)頃にC1.2の小規模フレアが発生し、 弱いCME(コロナ質量放出)が太陽の左に向かって飛び出しています。 SOHO衛星LASCO C2、C3の動画を掲載します。 発生位置が中心線にやや近いので、 太陽風の磁場の強まりなど、弱い影響がやって来るかもしれません。 一方、2788黒点群は黒点が見えなくなっています。 太陽風は、DSCOVR衛星のグラフでは、 速度が500km/秒前後を推移していますが、 ACE衛星では400km/秒と平均的な状態になっています。 SOHO衛星のProtonモニターも400km/秒前後になっているので、 ACE衛星の速度の方が正しい様です。 磁場強度は、4nTとこちらも平均的な状態です。 南北成分は、北向きの時間が長く、 AE指数は目立つ程の変化はありません。 磁気圏は穏やかの様です。 27日周期の図を見ると、 明日に相当する前周期の11月6日から高速太陽風が始まっています。 この頃に見られていた太陽の南半球のコロナホールは、 現在は見えなくなっていますが、 太陽風速度の高まりも消えているのでしょうか。 (c) SOHO (ESA & NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース) SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース DSCOVRが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、黒線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の紫線)、速度(4番目の青線) (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC AE指数(速報値) 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学WDC 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
| |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
宇宙天気ニュースは、 鹿児島工業高等専門学校にWebサーバを設置しています。 |