宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2020/11/29 12:42 更新 Cクラスのフレアが続いています。太陽の南東に新しい黒点が現れています。 担当 篠原 太陽の中央部で大きな姿を見せている2786黒点群では、 C2.9、C1.2の小規模フレアや、 Bクラスの小さいフレアの発生が続いています。 黒点の見え方としては、 左側の小さい黒点が昨日よりも増えています。 そして、太陽の南東(左下)の領域に小さい黒点が出現しています。 番号はまだ付けられていませんが、 これで太陽全体で5つの黒点群が見えていることになります。 太陽風の速度は、450km/秒から400km/秒へ少し下がり、 平均的な状態です。 磁場強度は、5nTから8nTに少し上がっています。 磁場の南北成分は、南を向いたり、北を向いたりしています。 磁気圏では小規模の活動が起きていて、 AE指数は見にくい状態が続いていますが、 300〜500nT程度の変化が起きている様です。 SDO衛星AIA193では、太陽全体がぼんやりと光っています。 太陽風は基本的には穏やかに推移しそうです。 2786黒点群の拡大写真。SDO衛星。 (c) SDO (NASA)、作図:宇宙天気ニュース SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース DSCOVRが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、黒線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の紫線)、速度(4番目の青線) (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース AE指数(速報値) 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学WDC 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
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