宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
Supported by NIT, Kagoshima College |
太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
| ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
2020/11/23 10:21 更新 太陽の南東の端から新しい黒点が現れています。高速太陽風は620km/秒に達しました。 担当 篠原 注目していた太陽の南東の端(左下)から新しい黒点が現れ、 2785黒点群と番号が付けられました。 早速、C1.3、C1.3、C3.3、C1.2と 小規模フレアを連続的に起こしています。 SDO衛星による黒点群の拡大写真を1枚目に、 AIA131による活動の動画を2枚目に掲載しています。 STEREO Ahead衛星の写真を見ると、 現在見えている黒点の奥にも活動領域が広がっている様です。 この後に見えてくる領域にも注目してください。 また、太陽中央部南側の2783黒点群は、 左側に新しい黒点が現れています。 一方、北側の2784群は昨日より小さくなっている様です。 太陽風の速度は、昨日の夕方に620km/秒まで高まりました。 以降はゆっくりと下がり、現在は580km/秒です。 高速の風が続いています。 10nTに強まっていた磁場強度は、 速度が高まると低下を始め、現在は3nTとやや弱くなっています。 南北成分は南北両方の変化が続き、 磁気圏の活動も高まっています。 AE指数は500nTを超える中規模の変化が続き、 最大では1200nTの大きな変化が3回ほど発生しています。 極域のオーロラは、ずいぶんにぎやかだったのではないでしょうか。 高速の太陽風は続いていますが、 磁場強度が下がってきたため、南向きの変化は小さくなります。 この後の磁気圏の活動は、規模が一段小さくなりそうです。 今回の高速太陽風はどこまで続くでしょうか。 (c) SDO (NASA)、作図:宇宙天気ニュース 2785黒点群の活動の様子。SDO衛星AIA131。 (c) SDO (NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース) SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース DSCOVRが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、黒線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の紫線)、速度(4番目の青線) (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース AE指数(速報値) 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学WDC 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
| |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
宇宙天気ニュースは、 鹿児島工業高等専門学校にWebサーバを設置しています。 |