宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2020/11/19 12:56 更新 低速の太陽風が続き、磁気圏も穏やかです。 担当 篠原 太陽風は、300km/秒の低速の風が続いています。 磁場強度は、3~4nTとやや弱くなっています。 磁気圏も穏やかに推移しています。 27日周期の図の前周期の太陽風は、 この後、400km/秒から500km/秒へ速度が高まっています(10月23日)。 しかし、今回は400lkm/秒台に達する変化も到来していません。 SDO衛星AIA193では、 中央部の北半球側にコロナホールが見えていますが、 影響の到来は3日後くらいになるかもしれません。 低速の穏やかな太陽風はどこまで続くでしょうか。 太陽では、南東部(左下)の2783黒点群と、 南西部(右下)に小さい黒点が見えています。 19日10時(世界時19日1時)に、 太陽の北東部(左上)でフィラメント噴出が発生しています。 SDO衛星AIA304の動画を掲載します。 それほど激しい変化ではありませんが、 太陽の左上に向かってCME(コロナ質量放出)が 飛び出しているかもしれません。 地球への影響はなさそうです。 太陽の北東部で発生したフィラメント噴出。SDO衛星AIA304。 (c) SDO (NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース) SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) DSCOVRが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、黒線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の紫線)、速度(4番目の青線) (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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