宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2020/11/21 10:04 更新 太陽風は低速に戻っています。太陽の東端の向こう側でフレアが発生しています。 担当 篠原 380km/秒に少し上昇していた太陽風の速度は、 昨夕くらいから低下に向かい、 現在は350km/秒と低速の状態に戻っています。 27日周期の図の前周期の太陽風速度の高まりは、 今のところ完全に消えています。 磁場強度は5nTと平均的です。 南北成分は、弱い南寄りから0nT付近で小さく変化する様に変わり、 AE指数のグラフは、前半は小規模の変化が見えていますが、 次第に変化が少なくなっています。 現在の磁気圏は穏やかです。 SDO衛星AIA193では、北半球のコロナホールが西に進んでいます。 明日くらいから影響が始まるかもしれません。 緯度が高めなので、どの程度の変化になるか注目してください。 太陽では、北東(左上)に小さい黒点が現れています。 昨日見えていた南東の小さい黒点は消えています。 X線グラフは、B〜Cクラスの小さいフレアが連続しています。 一番高く尖った変化になっているC1.9の小規模フレアは、 南東(左下)の2783黒点群で発生しています。 その他の、B6.4、C1.0などのゆっくりした変化のフレアは、 太陽の東端の向こう側にある活動領域で発生したものです。 フレアの発生地点は見えていないので、 その上空の変化を捉えたものです。 図の1枚目にSTEREO Ahead衛星EUVI 195の写真を掲載します。 この写真の左側の3分の1程度が地球から見えない領域です。 この写真の左下に明るい領域が2か所見えています。 ここで活発にフレアが発生しています。 明日くらいからSDO衛星でも見える様になりそうです。 注目してください。 (c) STEREO (NASA) SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) DSCOVRが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、黒線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の紫線)、速度(4番目の青線) (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース AE指数(速報値) 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学WDC 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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