宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2020/11/20 12:53 更新 太陽風の速度が平均的な速さに戻りかけています。 担当 篠原 太陽風の速度は、今朝まで300km/秒の状態が続いていましたが、 その後高まり始め、現在は380km/秒と平均的な状態に近付いています。 磁場強度も、4nTから7nTに少し上がっています。 27日前の太陽風は500km/秒台の高速風でした。 その変化が遅れて回帰しているのかもしれません。 引き続き速度の変化に注目してください。 太陽風磁場の南北成分は、今朝から南寄りにやや強まる様になり、 -5nT付近で推移しています。 AE指数は目立った変化にはなっていませんが、 これから変化が強まるかもしれません。 SDO衛星AIA193では、北半球の中緯度域のコロナホールが 太陽の中心線を越えています。 明後日くらいから、この領域の影響が始まりそうです。 太陽は、南東(左下)の2783黒点群の左隣りに、 小さい黒点が現れています。 一方、昨日、南西(右下)に見えていた小さい黒点は、 その後、消えてしまいました。 X線グラフは穏やかで、 Bクラスの小さい変化が起きている程度です。 STEREO Ahead衛星によると、 太陽の東端の向こう側に活動的な領域があり、 フレアを活発に起こしている様です。 明後日くらいにこちら側に現れそうです。 注目してください。 SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) DSCOVRが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、黒線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の紫線)、速度(4番目の青線) (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース AE指数(速報値) 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学WDC 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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