宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2020/11/15 12:52 更新 太陽風は更に低速になっています。太陽は無黒点になるかもしれません。 担当 篠原 太陽風の速度は350km/秒から310km/秒へ下がり、 更に低速になっています。 掲載のグラフの最後で、 速度が450km/秒に急に高まっていますが、 これはデータエラーだと思います。 磁場強度は4~5nTと平均的です。 南北成分は、グラフの途中から弱い南向きの変化が発生しています。 しかし、速度がだいぶ下がっているので磁気圏は穏やかで、 AE指数は目立つほどの変化は発生していません。 SDO衛星AIA193は、北極と南極にコロナホールが見えていますが、 低緯度域はぼんやりと光っているだけです。 太陽風は穏やかな状態が続きそうです。 太陽は、2781黒点群が西の端に沈みかけています。 もうひとつの2782群は黒点が見えなくなっていて、 太陽は無黒点になるかもしれません。 SDO衛星AIA193では、南東の端(左下)が明るく光っていて、 向こう側から活動的な領域が近づいている様です。 ここに黒点はあるでしょうか。 SDO衛星AIA193などの動画を見ると、 特に活発な領域ではないようです。 SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) DSCOVRが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、黒線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の紫線)、速度(4番目の青線) (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース AE指数(速報値) 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学WDC 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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