宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2020/ 8/20 11:52 更新 Bクラスの小さいフレアが発生しています。太陽風は低速です。 担当 篠原 太陽の北西(右上)の2772黒点群で、 昨日、19日15時(世界時19日6時)にB2.4、 今朝、20日8時(世界時19日23時)にB3.9の 小さいフレアが発生しています。 2772群は、黒点の見え方としては 次第に小さくなっている様で、 フレアの活動も弱くなって行くかもしれません。 昨日の太陽の中央部に見えていた小さい黒点は、 その後消えています。 また、SDO衛星AIA193の太陽の南東(左下)の端近くに 明るい領域が見えていますが、 ここに小さい黒点が見えているかもしれません。 (端に近いためはっきりしません) 太陽風は、昨日のニュース以降、速度は低下に向かい、 現在は320km/秒となっています。 低速の風が続いています。 太陽風の磁場強度も、5nTから3nTへ下がっています。 南北成分は0nT付近と小さくなり、 磁気圏は穏やかになっています。 AE指数は変化が見られなくなっています。 SDO衛星AIA193では、 太陽の中央部の淡いコロナホールは、 西側に通り過ぎようとしています。 この後、この領域の影響がやって来るでしょうか。 17日に発生したCMEの乱れも そろそろやって来るかもしれません。 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース DSCOVRが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、黒線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の紫線)、速度(4番目の青線) (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース AE指数(速報値) 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学WDC 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
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