宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2020/ 7/ 4 12:45 更新 太陽風は低速の状態が続き、磁気圏も穏やかです。 担当 篠原 太陽風は、300〜310km/秒と低速の状態で安定しています。 磁場強度は、4〜5nTと平均的な状態に戻っています。 磁場の南北成分は、0nT付近で小さく変化しています。 速度が下がっていることもあり、磁気圏は穏やかで、 AE指数はほとんど変化のない状態です。 27日周期の図を見ると、 前周期の6月8日から太陽風速度の高まりが始まっています。 この時の太陽にコロナホールは特に見られず、 状況が良く分からないまま、速度の高まりが4日ほど続きました。 この後、この高まりが回帰するかもしれません。 今日のSDO衛星AIA193は、 北極域から縦にコロナホールが少し伸びていますが、 その他はぼんやり光っているだけです。 今回の太陽風は、どの様に推移するでしょうか。 太陽は、南半球の黒点はほとんど見えなくなっています。 X線グラフも変化はなく、穏やかな状態です。 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真 (c) SDO (NASA) DSCOVRが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、黒線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の紫線)、速度(4番目の青線) (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース AE指数(速報値) 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学WDC 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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