宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2020/ 5/25 12:28 更新 太陽風は低速ですが、磁場が南寄りになって磁気圏の活動が少し高まりました。 担当 篠原 太陽風は、速度は330km/秒と低速の風が続いていますが、 磁場強度は、昨夜遅くにかけて2nTから6nTへ少し強まりました。 変化としては小さいのですが、 これ以降、南北成分が南向きに偏るようになり、 -5nTの状態が半日ほど続いています。 このため磁気圏の活動も少し高まって、 AE指数は、600nTに達する中規模の変化が発生しています。 現在の磁場の南北成分は、0nTに戻っています。 この状態が続くと、磁気圏も穏やかになります。 SDO衛星AIA193の太陽コロナ写真では、 南極からコロナホールが左上に向かって細長く伸びています。 見え方が淡いことや、横の広がりが小さいので、 地球への影響は小さい様に思われますが、 4日後くらいに太陽風の変化がやって来るかもしれません。 太陽は無黒点で穏やかです。 STEREO Ahead衛星によると、 太陽の東端の向こう側に活動的な領域ができている様です。 黒点があるかどうかは分かりませんが、 こちら側へ回ってくる時に注目してください。 鹿児島高専は、 4月中旬から続けていた休校を先週で終わらせ、 今日から授業を再開しています。 学生たちが戻ってきて、学内がにぎやかになっています。 これから久しぶりの授業なので、緊張しています。 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真 (c) SDO (NASA) DSCOVRが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、黒線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の紫線)、速度(4番目の青線) (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース AE指数(速報値) 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学WDC 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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