宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2020/ 4/16 12:55 更新 太陽風は平均的な速度が続いています。ムルマンスクのオーロラをどうぞ。 担当 篠原 ロシア・ムルマンスクの福島留美さんより、 この冬の期間に撮影されたオーロラの写真をいただきました。 ムルマンスクも新型コロナウイルスのため 様々な苦労をされているそうです。 届いた写真たちを今日から順番に紹介したいと思います。 最初の4枚は、今年の初め、 1月1日から5日にかけての撮影です。 1〜4日は太陽風が低速で、磁気圏も静かでしたが、 5日には速度の高まりがやって来て、磁気圏の変化も高まりました。 と言っても、掲載のオーロラ写真はどれも素晴らしいものです。 オーロラは雪景色が似合いますね。 昨日から今日にかけて、太陽風は400〜450km/秒と 平均的な速度が続いています。 磁場強度は、3〜4nTとやや弱い状態です。 磁場の南北成分は、 昨日に続き、弱い南寄りの傾向になっています。 AE指数は200nT程度の小さい変化が頻繁に発生していますが、 磁気圏は全体としては穏やかの様です。 太陽風の速度は、今のところ、 27日周期の図の前周期ほどの高まりにはなっていません。 前周期の高まりは5日後くらいまで続いているので、 引き続き変化に注目して下さい。 太陽は今日も無黒点です。 SDO衛星AIA193では、明るく光る場所もほとんど見られず、 とても穏やかな状態が続いています。 (c) 福島留美氏、クズネツォフ・V氏 1月4日にロシア・ムルマンスク州のトゥロマ村で撮影されたオーロラ。 (c) 福島留美氏、ステパニュク・V氏 1月4日にロシア・ムルマンスク州のコヴドール市で撮影されたオーロラ。 (c) 福島留美氏、シェヴェリョフ・K氏 1月5日にロシア・ムルマンスク州のテリベルカ村で撮影されたオーロラ。 (c) 福島留美氏、ペトラコフ・A氏 SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真 (c) SDO (NASA) DSCOVRが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、黒線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の紫線)、速度(4番目の青線) (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース AE指数(速報値) 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学WDC 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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