宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2020/ 3/19 13:13 更新 太陽風の速度は少し高くなっています。太陽に一時的に小さい黒点が現れました。 担当 篠原 太陽風の速度は、400km/秒と平均的な状態が続いていましたが、 今朝くらいから少し上がって、現在は450km/秒です。 磁場強度は、4〜6nTと平均的な状態で推移しています。 磁場の南北成分は、 グラフの後半から南向きにやや強く変化しています。 このため、磁気圏の活動も少し高まっていて、 AE指数は、500〜800nTの中規模の変化が発生しています。 磁場の南向きの傾向が続けば、 磁気圏もやや高まった状態が続きそうです。 27日周期の図を見ると、 前周期の太陽風は、速度が500km/秒に高まっていました。 今回はこの後どの様に推移するでしょうか。 SDO衛星AIA193では、 南極付近に大きいコロナホールが見えるだけです。 太陽では、昨日の午後から夜にかけて、 北東側(左上)の北緯25度くらいのところに、 小さい黒点が現れました。 現在は見えなくなっています。 出現緯度は高めですが、 磁場は南北に並んで縦になっています。 SDO衛星AIA193では、明るく光って見えています。 太陽の北東側に一時的に現れた黒点。SDO衛星による磁場と可視光の写真。 (c) SDO (NASA)、作図:宇宙天気ニュース SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真 (c) SDO (NASA) DSCOVRが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、黒線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の紫線)、速度(4番目の青線) (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース AE指数(速報値) 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学WDC 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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