宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2019/12/11 12:40 更新 太陽風の速度は440km/秒へ少し高まっています。 担当 篠原 昨日のニュースの後、太陽風の速度は400km/秒を超え、 夜には440km/秒まで高まりました。 平均的か少し高めという程度です。 現在もこの状態が続いています。 7nTに少し高まっていた磁場強度は、 速度が上がった頃に、5nTと平均的な値に下がっています。 磁場の南北成分は、全体としては北寄りの傾向で、 磁気圏は穏やかです。 グラフの最後で南向きの変化が起きているので、 今後もこの傾向が続くと、 磁気圏は少し活動的になるかもしれません。 SDO衛星AIA193では、 太陽の中央部の南側にコロナホールが見えています。 3〜4日後に弱い影響が来るかもしれません。 また、東端(左端)からコロナホールが見え始めています。 この領域は前周期の11月21日に高速太陽風をもたらしています。 今回も18日くらいから速度の高まりが始まりそうです。 太陽は、無黒点で穏やかです。 SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真 (c) SDO (NASA) DSCOVRが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、黒線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の紫線)、速度(4番目の青線) (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース AE指数(速報値) 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学WDC 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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